【女性筋トレの負荷回数設定】目的と筋肉部位別の重さの決め方を解説

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

自宅での自重・チューブ・ダンベルトレーニング、ジムでのマシン・バーベルトレーニングにおいて、女性にとって適切な負荷回数設定の方法を、その筋肉部位および筋トレ目的別に解説します。

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筋トレ目的別の負荷回数の決め方

まずは三種類の筋繊維を理解する

筋肉を構成する筋繊維には、大きくは持久筋(TYPE1)と瞬発筋(TYPE2)に分けられます。さらに瞬発筋(TYPE2)は瞬発筋(TYPE2a)と瞬発筋(TYPE2b)に分けられ、この三種類の筋繊維は運動の特性によって使い分けられており、それは以下の通りです。

持久筋(TYPE1):1分以上の持続的な運動

瞬発筋(TYPE2a):30~60秒の長めの瞬発運動

瞬発筋(TYPE2b):30秒以内の短く強い瞬発運動

筋トレで鍛えた場合の各筋繊維の反応

そして、それぞれの筋繊維を筋トレで鍛えた場合の反応は次のようになります。

持久筋(TYPE1):太くはならず筋密度が向上する

瞬発筋(TYPE2a):やや筋肥大して引き締まる

瞬発筋(TYPE2b):非常によく筋肥大する

目的に合わせた重量・回数設定

このことから、筋トレで鍛えるその部位をどうしたいかという目的によって、バーベルの重さの設定を変えていきます。

女性ではマイナーですが、ムキムキに筋肥大したい場合は瞬発筋(TYPE2b)、少しボリュームアップしたい部位は瞬発筋(TYPE2a)、しっかりとシェイプしていきたい場合は持久筋(TYPE1)をターゲットに重量設定を行います。

具体的には以下のようになります。

瞬発筋(TYPE2b):高重量高負荷で10回前後の反復回数で鍛える

瞬発筋(TYPE2a):中重量中負荷で15回前後の反復回数で鍛える

持久筋(TYPE1):低重量低負荷で20回以上の反復回数で鍛える

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ボリュームアップとシェイプアップを使い分ける負荷回数の決め方

上図は、筋トレで主に鍛える筋肉部位をあらわしたものです。

一般的な女性のボディーメイク筋トレの場合、凹凸のあるメリハリボディーにするために、それぞれの部位をどうデザインするか(どの筋繊維を鍛えるか)は以下のようになります。

大胸筋:ボュームアップ
広背筋:シェイプアップ
僧帽筋:シェイプアップ
三角筋:シェイプアップ
上腕三頭筋:シェイプアップ
上腕二頭筋:シェイプアップ
腹筋群:シェイプアップ
脊柱起立筋:シェイプアップ
臀筋群:ボリュームアップ
大腿四頭筋:シェイプアップ
大腿二頭筋:ボリュームアップ
下腿三頭筋:シェイプアップ

※ボリュームアップでは瞬発筋(TYPE2a)を、シェイプアップでは持久筋(TYPE1)をターゲットにします。

筋トレ種目の適切な重量負荷設定

このことから、それぞれの筋肉部位を鍛える各筋トレ種目のバーベルの重さと反復回数は以下のようになります。

大胸筋の筋トレ

など15回で反復限界がくる重さ

背筋の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

三角筋の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

上腕三頭筋の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

上腕二頭筋の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

腹筋群の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

下半身前側と内側の筋トレ

など20回で反復限界がくる重さ

下半身後側と臀部の筋トレ

など15回で反復限界がくる重さ

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