
恐竜の分類ごとに代表種の名前(学名)・大きさ・生態的特徴を博物館学芸員筆者が詳しく解説します。なお、本記事では「狭義の恐竜(竜盤類・鳥盤類)」だけでなく、中生代の巨大爬虫類という「広義の恐竜(首長竜・魚竜・翼竜)」についてもご紹介しています。
なお、本記事に掲載している復元CG画像は、すべて化石資料・学術論文・最新研究に基づき、当サイトが独自に検証・制作したオリジナル画像です。比較用の模式図や参考図については、主に英語版Wikipediaなどの公開資料を参照しています。
恐竜とはどんな生き物?

恐竜とは約2億3300万年前の中生代三畳紀に現れ、約6600万年前の白亜紀で終了した中生代全期間を通じて繁栄した爬虫類の一群で、現生のものとは比較にならないくらいの巨大な身体を持つものが多く知られています。
恐竜(きょうりゅう)は、爬虫類の一群である。中生代三畳紀に現れ、中生代を通じて繁栄した。多様な形態と習性のものに適応放散し、陸上動物としては非常に大きくなったものもあったが、約6,600万年前の白亜紀と新生代との境に多くが絶滅した。

恐竜は古生代末期(ペルム紀)に起こった史上最大規模の大絶滅(ペルムの大絶滅|地球規模での森林火災が原因とする説が有力)の後に生じた生態的地位(ニッチ)の空白に適応して大繁栄を迎えました。
この大繁栄は中生代末期(白亜紀)に起こった大絶滅(隕石の衝突が原因とする説が有力)まで続きましたが、この大絶滅を機に一斉に地上から姿を消しました。
恐竜の分類学的な位置づけ・定義
一般的に「恐竜」といった場合、中生代に生息していた絶滅大型爬虫類全般を指しますが、厳密には骨盤構造が直立歩行に適応した「鳥盤類」と「竜盤類」を指します。
そして、ここには現生鳥類も含まれることから、学術的に恐竜について表現すると「現生鳥類を除く非鳥類型恐竜(non-avian dinosaur)」とするのが正しく、実際に学術論文などではこのように記載されます。
直立歩行に適応した骨盤を持つ

非鳥類型恐竜(non-avian dinosaur)は、上図のように一般的な爬虫類(現生)とは骨盤の構造が全く異なり、大腿骨を地面に対して垂直に保つことができました。これにより、体重を筋力ではなく骨で支えることが可能になり、大型化できたのです。
巨体に酸素供給を行う気嚢の獲得
恐竜が台頭した背景には、古生代末の大絶滅によって陸上生態系に大きな空白が生まれたことがあります。中生代に入ると大気組成や気候環境は長期的に変動し、とくに酸素条件が常に高かったわけではありませんでした。
こうした環境下で恐竜系統が強みにしたのが、鳥類にも受け継がれる気嚢を核とした高効率な呼吸システムです。肺に一方向の気流をつくり、運動中でも酸素供給を落としにくい構造は、高い活動性と大型化を支える重要な土台になりました。一方で哺乳類系統は横隔膜による呼吸効率を高め、別の方向で低酸素環境への適応を進めていきます。
それでは、次の項目からは代表的な恐竜(非鳥類型恐竜)を分類グループと出現年代順にご紹介していきます。
エオドロマエウス(Eodromaeus murphi)|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

エオドロマエウスは全長1.2m前後の小型肉食恐竜で、最初期型の俊敏な捕食者でした。

エオラプトル (Eoraptor)科|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

エオラプトル (Eoraptor)科の恐竜は約2億2800万年前(三畳紀後期)に出現した最初期型の恐竜で、体長約1メートルとまだ小型でした。

スタウリコサウルス(Staurikosaurus)属|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

スタウリコサウルス(Staurikosaurus)属の恐竜は2億3100万年〜2億2500万年前の三畳紀中期に出現した原始的なグループで、体長約2m・体重30kg前後とまだまだ小型でした。

タワサウルス(Tawa hallae)|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

タワサウルスは全長約2mの初期獣脚類で、恐竜進化初期の特徴をよく残しています。

サルトプス(Saltopus elginensis)|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

サルトプス(Saltopus elginensis)は中生代前半の三畳紀後期に出現しました。全長は1mほどありましたが骨格が中空化しており、体重はわずか1kg程度でした。竜盤類の恐竜のなかには、巨大化せずに本種のように軽量化していったグループもありました。

ゴジラサウルス(Gojirasaurus)属|竜盤類獣脚亜目・三畳紀

ゴジラサウルス(Gojirasaurus)属の恐竜は、約2億2000万年前~2億900万年前の三畳紀後期に生息しており、推定体長は5.5m・推定体重は150~200kgと現生爬虫類を大きく凌ぐ大きさに進化しました。

メガプノサウルス(Megapnosaurus kayentakae)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

メガプノサウルス(Megapnosaurus kayentakae)はジュラ紀前期に生息していた恐竜で、体長2mとあまり大きくはありませんでしたが、俊敏な動きのハンターであったと考えられています。竜盤類には大型化だけでなく、本種のように高速化してったグループも少なくありません。

ディロフォサウルス(Dilophosaurus Welles)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

ディロフォサウルス(Dilophosaurus Welles)はジュラ紀前期のシネムール期~プリンスバック期にかけて生息していました。最大推定体長7mと、後の大型肉食恐竜に進化する原型的な要素を持っていました。

メガロサウルス(Megalosaurus bucklandii)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

メガロサウルス(Megalosaurus bucklandii)は恐竜研究史の最初期に発見された恐竜として有名です。恐竜の大繁栄の始まった中生代ジュラ紀に生息していた体長10mの大型肉食恐竜で、アロサウルスに近い類縁の一種です。

アフロベナトル(Afrovenator abakensis)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

アフロベナトル(Afrovenator abakensis)はジュラ紀のアフリカ大陸に生息していた全長約7.5mの肉食恐竜で、アロサウルスに近縁な種類です。

ヤンチュアノサウルス(Yangchuanosaurus shangyouensis)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

ヤンチュアノサウルス(Yangchuanosaurus shangyouensis)は、約1億6830万~約1億6350万年前の中生代ジュラ紀中期にユーラシア大陸東部(現在の中国)に生息していたアロサウルス上科に含まれる全長約8mの大型肉食恐竜です。

アロサウルス(Allosaurus fragilis)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

アロサウルス(Allosaurus fragilis)は、約1億5500万~1億4500万年前にあたる中生代ジュラ紀後期に北アメリカ大陸に生息していた大型肉食恐竜です。

ジュラ紀の肉食恐竜の一つの完成形としてあまりにも有名で、最大全長12mとこの時代の肉食恐竜のなかでは最大クラスでした。

クリョロフォサウルス(Cryolophosaurus ellioti)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

クリョロフォサウルス(Cryolophosaurus ellioti)は南極大陸のジュラ紀前期の地層から発掘されたアロサウルス科に属する全長7mほどの中型肉食恐竜です。

コンプソグナトゥス(Compsognathus longipes)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

コンプソグナトゥス(Compsognathus longipes)は、ジュラ紀後期のヨーロッパに生息していた小型の肉食恐竜で鳥類につながる可能性のある種として知られています。体長1.4m。

オルニトレステス(Ornitholestes hermanni)|竜盤類獣脚亜目・ジュラ紀

オルニトレステス(Ornitholestes hermanni)は、ジュラ紀後期の北アメリカ大陸に生息していた小型の肉食恐竜で全長は2mほどでした。鳥類と類縁関係のあるグループに属しています。

ヴェロキサウルス(Velocisaurus unicus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ヴェロキサウルス(Velocisaurus unicus)は、白亜紀の南米大陸に生息した体長1.2mほどの肉食恐竜で、高速化していった竜盤類の典型的なフォルムをしています。

デイノニクス(Deinonychus antirrhopus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

デイノニクス(Deinonychus antirrhopus)は高速化へ進化していった竜盤類肉食恐竜の進化の頂点ともいえる種で、約1億1500万~1億800万年前の白亜紀の北アメリカ大陸に生息していました。非常に敏捷で獰猛なハンターであったと考えられています。
かつては、トカゲのような姿の再現図がほとんどでしたが、近年の研究の結果、分類上は鳥類に非常に近いことが判明しており、再現図も羽を持った姿で描かれるのが主流になっています。

ヴェロキラプトル(Velociraptor mongoliensis)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ヴェロキラプトル(Velociraptor mongoliensis)は、白亜紀末期に東アジアに生息していた肉食恐竜で、デイノニクス(Deinonychus antirrhopus)同様に高速化した恐竜のグループです。
分類学上はデイノニクスとともに「原鳥類|Paraves」に分類されており、系統樹でも「鳥類|Aves」の隣に位置しています。

ドロマエオサウルス(Dromaeosaurus albertensis)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ドロマエオサウルスは全長2m前後の小型肉食恐竜で、鋭い鉤爪を持つ敏捷な捕食者でした。

ストルティオミムス(Struthiomimus altus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ストルティオミムスは全長4m前後の高速走行型恐竜で、ダチョウに似た体型をしていました。

テリジノサウルス(Therizinosaurus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

テリジノサウルス(Therizinosaurus)は、白亜紀後期に生息した巨大な獣脚類で、鎌のように長い前肢の爪が特徴です。

肉食系統から進化した植物食恐竜で、防御や採食に爪を用いたと考えられています。

デイノケイルス(Deinocheirus mirificus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

デイノケイルスは全長約11mに達する大型獣脚類で、巨大な前肢を持つ特異な雑食恐竜でした。

ゴルゴサウルス(Gorgosaurus libratus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ゴルゴサウルスは全長8~9mのティラノサウルス類で、高速性に優れた中型捕食者でした。

アクロカントサウルス(Acrocanthosaurus atokensis)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

アクロカントサウルス(Acrocanthosaurus atokensis)は、白亜紀前期に北米大陸に生息していた全長12mの大型肉食恐竜です。

カルノタウルス(Carnotaurus sastrei)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

カルノタウルス(Carnotaurus sastrei)は、約7200万~約6990万年前の白亜紀後期に南米大陸に生息していた恐竜です。前肢は著しく退化し、巨大化していった竜盤類の典型的な体型をしていました。

ギガノトサウルス(Giganotosaurus carolinii)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ギガノトサウルス(Giganotosaurus carolinii)は、アロサウルス上科に属する肉食恐竜で南アメリカ大陸の白亜紀の地層から発見されました。

全長12.5mとアロサウルスを上回る巨体を持ち、肉食恐竜としては史上最大クラスの種の一つです。

タルボサウルス(Tarbosaurus bataar)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

タルボサウルス(Tarbosaurus bataar)は、白亜紀後期にユーラシア大陸東部(化石の発掘はモンゴル)に生息していた大型竜盤類で、ティラノサウルスに近縁な種です。

ティラノサウルスにはやや及ばないものの、アロサウルスに匹敵する大きさである全長10mでした。

カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)は白亜紀中期の北アフリカに生息していた巨大肉食恐竜で、全長12メートル級に達する史上最大級の獣脚類の一つです。

鋭い歯と強力な顎を持ち、大型草食恐竜を主な獲物としていたと考えられています。ティラノサウルスと並び、頂点捕食者として生態系の頂点に君臨していました。

スピノサウルス(Spinosaurus)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

スピノサウルス(Spinosaurus)は背中に帆を持つ姿が特徴の大型肉食恐竜で、白亜紀後期の現アフリカ大陸に生息していました。水中生活に適応していたと考えられています。

推定最大全長は約14メートル、推定最大体重は約7.4トンとティラノサウルスよりも全長は長く、史上最大クラスの肉食恐竜の一つです。

ティラノサウルス(Tyrannosaurus rex)|竜盤類獣脚亜目・白亜紀

ティラノサウルス(Tyrannosaurus rex)は史上最大の肉食恐竜としてあまりにも有名です。約6800万~約6000万年前の白亜紀末期に北アメリカ大陸に生息していました。

全長は13mと巨大で、これまでに見つかっている全ての肉食恐竜を上回る体格をしていました。肉食竜盤類の大型特化型進化の頂点であり、白亜紀に恐竜が絶滅していなければ、さらに巨大な種が誕生していたであろうと考えられています。


しかしながら、白亜紀末期に起こった巨大隕石の衝突と地球規模での寒冷化により、ティラノサウルスをはじめとした恐竜たちは忽然と姿を消してしまったのです。
テコドントサウルス(Thecodontosaurus antiquus)|竜盤類竜脚形亜目・三畳紀

テコドントサウルス(Thecodontosaurus antiquus)は、三畳紀後期に生息していた竜盤類で、草食恐竜へと進化していった竜脚形亜目のなかでも最も原始的な種類です。

アンキサウルス(Anchisaurus)|竜盤類竜脚形亜目・三畳紀

アンキサウルス(Anchisaurus)は、三畳紀に生息していた初期の竜脚形亜目の一種です。全長は約2.1mでした。

プラテオサウルス(Plateosaurus trossingensis)|竜盤類竜脚形亜目・三畳紀

プラテオサウルス(Plateosaurus trossingensis)は、約2億1400万~2億400万年前の三畳紀後期に生息していた恐竜で、もっとも古い草食恐竜です。

ウナイサウルス(Unaysaurus tolentinoi)|竜盤類竜脚形亜目・三畳紀

ウナイサウルス(Unaysaurus tolentinoi)は、2億2500万年前~2億年前の三畳紀後期に生息していた初期的な草食恐竜の一種で、半二足歩行(再四足歩行への移行期)でした。

メラノロサウルス(Melanorosaurus readi)|竜盤類竜脚形亜目・三畳紀

メラノロサウルス(Melanorosaurus readi)は、三畳紀後期に生息していた竜脚形類の始祖的な存在ともいえる草食恐竜です。竜脚形亜目の多くの仲間は、一度二足歩行化したものから再度四足歩行に回帰しましたが、本種はほぼ完全な四足歩行に戻っていました。体長はまだ8mほどですが、このグループは四足歩行の再獲得とともに巨大化していきます。

マッソスポンディルス(Massospondylus carinatus)|竜盤類竜脚形亜目・ジュラ紀

マッソスポンディルス(Massospondylus carinatus)は、ジュラ紀前期に生息していた草食恐竜で、二足歩行の形態を残したままのタイプです。

アパトサウルス(Apatosaurus ajax)|竜盤類竜脚形亜目・ジュラ紀

アパトサウルスはジュラ紀後期の北米に生息していた大型草食恐竜で、全長約22mに達するがっしりした体型をしていました。

マメンチサウルス(Mamenchisaurus constructus)|竜盤類真竜脚亜目・ジュラ紀

マメンチサウルス(Mamenchisaurus constructus)は、約1億6100万~約1億5600万年前のジュラ紀中~後期にかけてユーラシア大陸東部に生息した大型の四足歩行草食恐竜です。

形態的には完全に四足歩行に戻るとともに、それにともない首が著しく伸び(バランスをとるために尾も伸び)、最大全長は約20mと超大型化しました。

ケティオサウルス(Cetiosaurus brevis)|竜盤類真竜脚亜目・ジュラ紀

ケティオサウルス(Cetiosaurus brevis)は、ジュラ紀中~後期にユーラシア大陸西部に生息していた大型の草食恐竜です。推定最大全長は18m以上、体重は25tあったと考えられています。

ディプロドクス(Diplodocus longus)|竜盤類新竜脚類・ジュラ紀

ディプロドクス(Diplodocus longus)は、巨大草食恐竜の代名詞的な種類の一つでジュラ紀に生息していました。真竜脚亜目のなかでもさらに進化した新竜脚類と呼ばれています。

従来の真竜脚亜目よりもさらに大型し、その全長はついに30mを超えました。

スーパーサウルス(Supersaurus vivianae)|竜盤類新竜脚類・ジュラ紀

スーパーサウルスはジュラ紀後期に出現した超大型竜脚類で、推定全長30m級に達した可能性があります。

ブラキオサウルス(Brachiosaurus altithorax)|竜盤類新竜脚類・白亜紀

ブラキオサウルス(Brachiosaurus altithorax)は、白亜紀に世界的に広く生息していた草食恐竜です。

最大全長25m・頭頂高16m・体重80tと史上最大の恐竜グループでした。

アルゼンチノサウルス(Argentinosaurus)|竜脚形亜目・白亜紀

アルゼンチノサウルス(Argentinosaurus)は、約9700万〜9350万年前の白亜紀中期に南アメリカ大陸に生息していた巨大な植物食恐竜です。

定全長は約30〜40メートル、体重は約65〜80トン以上とされ、地上に生息した動物の中でも史上最大級の存在と考えられています。

ティタノサウルス(Titanosaurus indicus)|竜盤類新竜脚類・白亜紀

ティタノサウルス(Titanosaurus indicus)は、白亜紀末期に生息していたブラキオサウルスに近縁な超大型草食恐竜で、白亜紀の終わりには竜脚類(大型草食恐竜)はほぼティタノサウルス科だけが生き残り、他は淘汰されてすでに絶滅していたと考えられています。本種グループも白亜紀末の大量絶滅で、他の恐竜たちとともに姿を消しました。

スクテロサウルス(Scutellosaurus lawleri)|鳥盤類・ジュラ紀

スクテロサウルス(Scutellosaurus lawleri)は、ジュラ紀初期の北アメリカに生息していた初期型の鳥盤類です。
鳥盤類は恐竜のなかでも竜盤類と双璧をなす一大グループで、竜盤類と異なり恥骨が後方を向くことで区別されています。このグループの恐竜はほぼ全てが草食でした。

ステゴサウルス(Stegosaurus stenops)|鳥盤類装楯亜目・ジュラ紀

ステゴサウルス(Stegosaurus stenops)は、ジュラ紀後期の北米大陸に生息していた、その独特の形状からあまりにも有名な鳥盤類恐竜です。

背中の板の役割にはさまざまな説がありましたが、血管の痕跡が発見されてからは放熱のための器官であったと考えられるようになりました。全長約9mの大型恐竜です。

トゥオジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus multispinus)|鳥盤類装楯亜目・ジュラ紀

トゥオジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus multispinus)は、ステゴサウルス科の一種でユーラシア大陸東部に生息していました。全長約7mでした。

サウロペルタ(Sauropelta edwardsorum)|鳥盤類装楯亜目・白亜紀

サウロペルタ(Sauropelta edwardsorum)は、白亜紀初期に生息していた鎧をまとったような鳥盤類恐竜で、このグループは装甲化に特化進化していきました。

エドモントニア(Edmontonia longiceps)|鳥盤類装楯亜目・白亜紀

エドモントニア(Edmontonia longiceps)は、白亜紀後期の鳥盤類で、背中は装甲化して肉食恐竜から身を守るように進化しました。全長約6m。

アンキロサウルス(Ankylosaurus magniventris)|鳥盤類装楯亜目・白亜紀

アンキロサウルス(Ankylosaurus magniventris)は、白亜紀後期に生息しており、装楯亜目の最終進化型とも言える種類でした。

全長11mとこの仲間としては最大種で、防御装甲だけでなく攻撃用の尾端ハンマーも備えていました。

イグアノドン(Iguanodon anglicus)|鳥盤類鳥脚亜目・白亜紀

イグアノドン(Iguanodon anglicus)は、白亜紀初期に生息していた二足歩行のまま大型草食恐竜化した鳥盤類で鳥脚亜目に分類されています。恐竜研究の最初期に化石が発見されたため、もっとも有名な恐竜です。全長9m。

パラサウロロフス(Parasaurolophus walkeri)|鳥盤類鳥脚亜目・白亜紀

パラサウロロフス(Parasaurolophus walkeri)は、白亜紀後期に生息していた最大クラスの鳥脚亜目恐竜で全長10mと大型肉食恐竜に匹敵する体躯を持っていました。特徴的な頭部の構造は諸説がありましたが、現在では鳴き声を反響させる器官であったとする説が有力です。

テンノントサウルス(Tenontosaurus tilletti)|鳥盤類鳥脚亜目・白亜紀

テンノントサウルスは全長7~8mの中型草食恐竜で、白亜紀前期の北米に広く分布していました。

エドモントサウルス(Edmontosaurus annectens)|鳥盤類鳥脚亜目・白亜紀

エドモントサウルスは全長12m級の大型鳥脚類で、化石資料が非常に豊富な代表的草食恐竜です。

パキケファロサウルス(Pachycephalosaurus wyomingensis)|鳥盤類周飾頭亜目・白亜紀

パキケファロサウルス(Pachycephalosaurus wyomingensis)は、白亜紀後期に生息していた草食恐竜でいわゆる「石頭恐竜」の代表種で、周飾頭亜目に分類されます。

肉食恐竜に対する防御器官として頭骨が異常に分厚くなっているのが特徴です。全長8m。

モンタノケラトプス(Montanoceratops cerorhynchos)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

モンタノケラトプス(Montanoceratops cerorhynchos)は、白亜紀に生息していた初期型角竜で、トリケラトプス型恐竜の始祖的な位置づけの草食恐竜です。

プロトケラトプス(Protoceratops andrewsi)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

プロトケラトプス(Protoceratops andrewsi)もモンタノケラトプスとならび白亜紀に生息していた初期型角竜です。全長2mとまだ小型でした。

カスモサウルス(Chasmosaurus belli)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

カスモサウルス(Chasmosaurus belli)は、白亜紀後期に出現した大型の角竜です。全長5m・体重2tとかなりの大型化が進んでいます。

スティラコサウルス(Styracosaurus albertensis)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

スティラコサウルス(Styracosaurus albertensis)は白亜紀後期に出現した大型角竜です。推定全長5.5m・体重2.7tです。

シノケラトプス(Sinoceratops zhuchengensis)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

シノケラトプス(Sinoceratops zhuchengensis)は白亜紀後期にユーラシア大陸に生息していた大型角竜です。推定全長6mです。

トリケラトプス(Triceratops horridus)|鳥盤類角竜下目・白亜紀

トリケラトプス(Triceratops horridus)は白亜紀後期に出現し中生代末の大量絶滅まで生き残った超大型の角竜で、三本の角とともに非常に有名な草食恐竜です。

推定全長9m・体重12tと当時の大型肉食恐竜に匹敵するサイズを持っています。

プリオサウルス(Pliosaurus brachydeirus)|首長竜目・ジュラ紀

プリオサウルス(Pliosaurus brachydeirus)は、ジュラ紀に生息していた海に適応進化した巨大爬虫類で、推定全長12m・推定体重3.5tの大型首長竜です。魚類・頭足類・海棲爬虫類を捕食していました。

クロノサウルス(Kronosaurus queenslandicus)|首長竜目・白亜紀

クロノサウルス(Kronosaurus queenslandicus)は、白亜紀前期に生息していた首長竜です。

推定全長15m・推定体重4.5tと、このタイプ(首の短いタイプ)の首長竜としては史上最大サイズです。

プレシオサウルス(Plesiosaurus dolichodeirus)|首長竜目・ジュラ紀

プレシオサウルス(Plesiosaurus dolichodeirus)は、ジュラ紀に出現した首の長いタイプの、いわゆる典型的な首長竜の始祖的な存在です。全長5mとまだ小型でした。


エラスモサウルス(Elasmosaurus platyurus)|首長竜目・白亜紀

エラスモサウルス(Elasmosaurus platyurus)は、白亜紀後期の北アメリカ大陸に生息してた首長竜で、推定最大全長7.1mと大型化しています。

首長竜としては、史上最大クラスの種類です。

首長竜に関するさらに詳しい情報は、下記の記事をご参照ください。

ウタツサウルス(Utatsusaurus属)|魚竜目・三畳紀

ウタツサウルス(Utatsusaurus属)は、中生代の三畳紀(およそ2億5000万年前~2億4500万年前)に生息していた最初期の魚竜です。最大全長3mでした。

キンボスポンディルス(Cymbospondylus natans)|魚竜・三畳紀

キンボスポンディルス(Cymbospondylus natans)は、中生代三畳紀中期~後期の海に生息した初期の魚類で、全長は12mにも達しました。魚竜のなかでも最大の種類の一つです。

ショニサウルス(学名:Shonisaurus popularis)|魚竜目・三畳紀

ショニサウルス(学名:Shonisaurus popularis)は、三畳紀後期の北アメリカ大陸に分布していた魚竜で、そのフォルムは水中生活に最適化され、現生のイルカ型に収斂進化しました。

全長21mと巨大化進化をした魚竜で、三畳紀の海で最大の爬虫類でした。

イクチオサウルス(Ichthyosaurus breviceps)|魚竜目・ジュラ紀

イクチオサウルス(Ichthyosaurus breviceps)は、もっとも有名な魚竜の一つでジュラ紀前期の海に生息していました。形態的には完全なイルカ型に進化し、高速で海中を遊泳して魚類や頭足類を捕食していたと考えられています。大きさは3mほどと現生のイルカよりやや大きなサイズです。

ステノプテリギウス(Stenopterygius quadriscissus)|魚竜目・ジュラ紀

ステノプテリギウス(Stenopterygius quadriscissus)はジュラ紀後期に生息していた魚竜で、当初はイクチオサウルスに含められていましたが、後に独立した属・種に再分類されました。

本種は出産中の化石で非常に有名で、この化石の出土により魚竜が胎生であったことや、現生のイルカと同様に子どもが尻尾から産まれることなどが確定されました。

なお、さらに詳しい魚竜の情報は下記の記事をご参照ください。
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モササウルス(Mosasaurus属)|有鱗目・白亜紀

モササウルスは恐竜でも魚竜でも首長竜でもない、有鱗目(現生のトカゲ)に属する爬虫類で、中生代最後期の白亜紀末期に大繁栄し、魚竜や首長竜すらも捕食する海の頂点捕食者でした。

プレオンダクティルス(Preondactylus)|翼竜・三畳紀

プレオンダクティルス(Preondactylus)は三畳紀後期に出現した最初期の翼竜類の一つで、ランフォリンクス類などの長尾型翼竜に先行する基盤的翼竜に位置づけられます。翼竜の飛行適応の初期段階を示す重要な属です。

アヌログナトゥス(Anurognathus)|翼竜・ジュラ紀

アヌログナトゥス(Anurognathus)は翼竜類の中でも基盤的なアヌログナトゥス科に属する小型種で、長尾型翼竜とは異なる短尾と幅広い頭骨をもつ特殊化した系統です。昆虫食に適応した形態を示します。

ソルデス(Sordes)|翼竜・ジュラ紀

細長い歯を備え、小型魚類や昆虫を捕食していたと考えられます。発達した尾帆は飛行時の姿勢安定に関与し、機動性の高い低空飛翔を行っていた可能性があります。

プテラノドン(Pteranodon longiceps)|翼竜・白亜紀

プテラノドン(Pteranodon longiceps)は、あまりも有名な翼竜で、白亜紀に大繁栄をしました。当初は鳥のように羽ばたいていたと考えられていましたが、羽ばたき飛翔に必要となる筋肉量を確保するだけの骨面積(筋肉の付着スペースとしての)がないことから、現在では滑空飛翔であったと考えられています。最大種の翼開長は6m。

ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus northropi)|翼竜・白亜紀

ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus northropi)は、白亜紀末期に生息し、中生代末の大絶滅まで存在した最後で最大の翼竜です。

その翼開長は最大で12mに達し、中生代のみならず地球の歴史のなかでも最大の飛翔生物です。このように巨大な体躯にもかかわらず、その骨格は高度に軽量化されており、体重わずか70kg程度であったと推測されています。
食性についてはいまだ解明されておらず、魚食説・雑食説(地上性の動物も食べるという意味)・死肉食とさまざまな説が唱えられています。

なお、さらに詳しい首長竜の情報は下記の記事をご参照ください。

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