
タルボサウルス (Tarbosaurus bataar)は、白亜紀後期にアジア大陸に生息していた大型肉食恐竜で、ティラノサウルス類の代表的存在の一つです。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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タルボサウルス (Tarbosaurus bataar)は、竜盤類サウリスキアに属する獣脚類で、ティラノサウルス科に分類されます。北米のティラノサウルスと近縁で、同属または別属とする分類論争が続いてきた分類群です。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は約10〜12mに達すると推定される大型肉食恐竜で、細身ながらも強靭な体格を備えていました。頭骨は細長く、鋭く太い歯を多数持ち、非常に高い咬合力を発揮していたと考えられています。前肢は短小で、後肢は発達していました。
本種が生息していた年代
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白亜紀後期マーストリヒチアン期(約7000万年前前後)に生息していました。主にモンゴルのネメグト層やバヤンシレ層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について

大型草食恐竜を捕食対象とする頂点捕食者で、当時のアジア内陸部生態系の頂点に君臨していました。優れた視覚と嗅覚を備え、積極的な狩猟と死肉利用の両方を行っていたと考えられています。
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