この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員生物多様性保全アドバイザーが執筆した専門記事です。筆者筆者詳細は筆者詳細はこちら。なお、生物学記事のオリジナル画像は、教育目的での使用に限り、参照リンク付きでの転載を許可しています。

テリジノサウルス (Therizinosaurus cheloniformis)の分類・大きさ・特徴・生息年代について生物学の学芸員が解説

テリジノサウルス (Therizinosaurus cheloniformis)は、白亜紀後期にアジア大陸に生息していた特異な形態を持つ大型獣脚類恐竜です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。

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本種の分類学上の位置づけ

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テリジノサウルス (Therizinosaurus cheloniformis)は、竜盤類サウリスキアに属する獣脚類で、テリジノサウルス類(テリジノサウルス上科)を代表する分類群です。かつては爬虫類やカメ類と誤認されたこともありましたが、現在ではマニラプトル類に属する草食性獣脚類とされています。

本種の大きさと形態的特徴

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全長は約9〜10mに達すると推定される大型恐竜で、最大の特徴は長さ1m近くに及ぶ巨大な鉤爪です。体表は羽毛に覆われていたと考えられ、腹部は大きく膨らみ、植物食に適応した体型を示しています。頭部は小型で、歯は葉状に近い形態を持っていました。

本種が生息していた年代

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白亜紀後期マーストリヒチアン期(約7000万年前前後)に生息していました。主にモンゴルのネメグト層から化石が発見されており、当時のアジア内陸部の生態系を代表する大型恐竜の一種です。

本種の生態的特徴について

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大型植物を主食とする草食性恐竜で、巨大な前肢の爪を用いて枝葉を引き寄せたり、防御行動に利用していたと考えられています。後肢による直立姿勢をとり、高所の植物を採食していた可能性も指摘されています。

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