この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員生物多様性保全アドバイザーが執筆した専門記事です。筆者筆者詳細は筆者詳細はこちら。なお、生物学記事のオリジナル画像は、教育目的での使用に限り、参照リンク付きでの転載を許可しています。

エラスモサウルス (Elasmosaurus platyurus)の分類・大きさ・特徴・生息年代について生物学の学芸員が解説

エラスモサウルス (Elasmosaurus platyurus)は、白亜紀後期の海洋に生息していた極端に長い首を持つ首長竜類で、脊椎動物史上でも屈指の頸椎数を誇る特殊な体型を備えていました。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。

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本種の分類学上の位置づけ

Photo of a mounted skeleton on a transparent background

エラスモサウルス (Elasmosaurus platyurus)は、首長竜類プレシオサウルス目エラスモサウルス科に分類される長頸型首長竜類です。首長竜類の中でも特に首の伸長が進んだ高度進化型系統に属しています。

本種の大きさと形態的特徴

Diagram of a green plesiosaur next to a diver

全長は約10〜14mに達すると推定され、そのうち半分以上を首が占めていました。頸椎は70個以上に及び、極めて柔軟で長大な頸部構造を形成していました。頭部は小型で、細長い歯が並び、小型獲物の捕獲に適した形態をしていました。体幹部は比較的短く、四肢は強力なヒレ状構造を備えていました。

本種が生息していた年代

Drawing of various bones

白亜紀後期マーストリヒチアン期(約7000万〜6600万年前前後)に生息していました。主にアメリカ合衆国カンザス州周辺の海成層から良好な化石が発見されています。

本種の生態的特徴について

Small skull on a long neck of a mounted, gray skeleton, on a blue background

小型魚類やアンモナイトなどを主食とする肉食性海生爬虫類で、長い首を利用して獲物に静かに接近し、不意打ち的に捕食していたと考えられています。高速遊泳よりも待ち伏せ型の狩猟戦略に適応した生活様式を持っていました。

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