
モササウルス (Mosasaurus属)は、白亜紀後期の海洋に君臨していた最大級の海生爬虫類で、トカゲ類から進化した高度適応型の海洋捕食者です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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モササウルス (Mosasaurus属)は、有鱗目に属する爬虫類から派生したモササウルス科に分類されます。ヘビやオオトカゲ類と近縁な系統であり、陸生爬虫類から完全な海生生活へ移行した代表的な進化例とされています。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は種によって異なりますが、最大で12〜15m級に達すると推定されています。細長く流線型の体型と強力な尾鰭を備え、推進力に優れていました。顎には鋭い円錐形の歯が並び、獲物を確実に捕獲できる構造を持っていました。関節構造が柔軟で、大型獲物を丸呑みにすることも可能でした。
本種が生息していた年代
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白亜紀後期カンパニアン期からマーストリヒチアン期(約8000万〜6600万年前前後)に生息していました。ヨーロッパ、北米、アフリカ、日本を含む世界各地の海成層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について
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大型魚類、アンモナイト、海生爬虫類、海鳥などを捕食する肉食性捕食者で、当時の海洋生態系の最上位に位置していました。高い遊泳能力と強靭な顎を活かし、外洋から沿岸域まで幅広い環境で活動していたと考えられています。
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