
プリオサウルス (Pliosaurus brachydeirus)は、ジュラ紀後期の海洋に君臨していた大型肉食性海生爬虫類で、極めて強力な顎と遊泳能力を備えた頂点捕食者です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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プリオサウルス (Pliosaurus brachydeirus)は、主竜類に属する竜弓類から分化した首長竜類プレシオサウルス目プリオサウルス科に分類されます。短頸型首長竜類であるプリオサウルス類の代表的属の一つです。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は約6〜7m前後に達すると推定される大型海生爬虫類で、短く太い首と巨大な頭骨を備えていました。顎には鋭い円錐形の歯が並び、硬い骨や大型獲物をも噛み砕くことが可能でした。四肢は強力なヒレ状に進化し、高速遊泳に適応していました。
本種が生息していた年代
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ジュラ紀後期キンメリッジアン期からチトニアン期(約1億5700万〜1億4500万年前前後)に生息していました。主にイングランドを中心としたヨーロッパ各地の海成層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について

大型魚類やアンモナイト、他の海生爬虫類を捕食する肉食性捕食者で、当時の海洋生態系の最上位に位置していました。強力な推進力を活かした待ち伏せ型および追撃型の両方の狩猟戦略を用いていた可能性が指摘されています。
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