
クロノサウルス (Kronosaurus queenslandicus)は、白亜紀前期の海洋に君臨していた最大級の肉食性海生爬虫類で、極端に発達した顎と巨体によって頂点捕食者として生態系を支配していました。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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クロノサウルス (Kronosaurus queenslandicus)は、首長竜類プレシオサウルス目プリオサウルス科に属する短頸型首長竜類です。プリオサウルス類の中でも最大級の種として知られています。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は約9〜10mに達すると推定される大型海生爬虫類で、幅広く頑丈な頭骨と発達した咬筋を備えていました。歯は太く鋭い円錐形で、大型脊椎動物の骨をも破壊できる咬合力を持っていたと考えられています。四肢は強力なヒレ状構造を形成し、高速遊泳に適応していました。
本種が生息していた年代

白亜紀前期アプチアン期からアルビアン期(約1億2000万〜1億0500万年前前後)に生息していました。主にオーストラリアや南米コロンビアの海成層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について
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大型魚類や首長竜類、アンモナイトなどを捕食する肉食性捕食者で、当時の海洋生態系の最上位に位置していました。高い遊泳能力と強靭な顎を活かし、単独で大型獲物を仕留めていたと考えられています。
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