
テンノントサウルス(Tenontosaurus tilletti)は、白亜紀前期の北アメリカ大陸に広く分布していた中型鳥脚類で、原始的な鳥脚類から大型草食恐竜へと進化していく過程を示す重要な存在です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料と学術研究に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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テンノントサウルスは鳥盤類鳥脚亜目に属する基盤的な鳥脚類恐竜で、イグアノドン類に近縁な系統に位置づけられています。初期鳥脚類と大型鳥脚類をつなぐ中間的な進化段階を示す重要な分類群です。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は約7〜8メートルと推定される中型草食恐竜で、がっしりとした胴体と強靭な後肢を備えていました。基本的には二足歩行を行いながら、必要に応じて四足歩行も可能な体構造を持っていました。
本種が生息していた年代
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白亜紀前期アプチアン期からアルビアン期(約1億1500万〜1億500万年前)に生息していました。化石は主にアメリカ西部のクローバリー層などから発見されています。
本種の生態的特徴について

シダ類や裸子植物、低木類などを主な餌とする草食性恐竜で、群れを形成して行動していた可能性があります。捕食者に対しては強靭な尾や集団行動によって防御していたと考えられています。
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