
スピノサウルス (Spinosaurus aegyptiacus)は、白亜紀中期に北アフリカに生息していた史上最大級の肉食恐竜の一つで、水生適応を示す特異な形態を持つことで知られています。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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スピノサウルス (Spinosaurus aegyptiacus)は、竜盤類サウリスキアに属する獣脚類で、スピノサウルス科を代表する分類群です。バリオニクスやスコミムスと近縁で、魚食性に特化した獣脚類系統の頂点に位置づけられています。
本種の大きさと形態的特徴
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全長は約14〜16mに達すると推定される史上最大級の獣脚類で、細長い吻部と円錐状の歯列を備えていました。最大の特徴は背中に発達した帆状構造で、高い神経棘によって形成されています。後肢は比較的短く、尾は側扁しており、水中推進に適した構造を示しています。
本種が生息していた年代
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白亜紀中期セノマニアン期(約1億年前前後)に生息していました。主にエジプト、モロッコなど北アフリカ地域の地層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について

主に大型魚類を捕食する魚食性恐竜で、河川や湿地帯を中心とした半水生生活を送っていたと考えられています。水中での遊泳能力と長い吻部を活かした待ち伏せ型捕食を行い、陸上では中型動物の捕食や死肉利用も行っていた可能性があります。
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