
本記事で記録している「ハヤテ(HAYATE)」は、現在は上岡颯(かみおかはやて)として活動する社会人アスリートです。幼少期から始めた打撃格闘技では、全国大会での複数回の入賞に加え、全日本選手権準優勝2回、JOC強化指定選手としても選出され、国際大会JapanOPENでは4連覇(V4)を達成しました。これらの競技育成は、父である上岡岳が家庭での父親としてだけでなく、生物学学芸員として筋肉構造を理解し、フィジカルトレーナーとしても長年にわたり指導してきた結果に基づくものです。現在は打撃競技からフィジーク競技に転向し、実戦で培った身体操作と科学的トレーニングをもとに競技を継続するとともに、当サイトGLINTの次世代監修者(トレーニング技術・競技経験担当)として解説や監修にも携わっています。本戦闘記録は、上岡颯が「ハヤテ」として歩んできた10年以上の育成・挑戦・成長の軌跡を、当時のままの呼称でまとめたものです。
記事本文
高校一年生での最年少全日本選手権出場を終えたハヤテは、高1冬~高2春にかけ、二つの大きなオープン大会に出場しました。
まずは、日本橋オープン一般上級部門です。
一般部門の最高峰である全日本選手権に出場した経験値は大きく、大人相手の試合でも気負うことなく決勝まで進出しました。
決勝の相手は前年度の全日本選手権三位選手でしたが、一点差を争う攻防となり、かなり成長したのを感じました。
続いて高校2年生になってすぐの6月、青龍会オープンに出場しました。
同階級には前年度の全日本選手権二位選手、前々年度の全日本選手権三位選手がおり、かなりの苦戦が予想されました。
準決勝の前々年度全日本選手権三位選手との一戦は、目まぐるしい高速乱打戦となり、シーソーゲームの展開でしたが、試合終了間際、チッキ=顔面蹴込みが決まり決勝進出となりました。
決勝の相手は、前年度全日本選手権二位の関西では有名な選手でした。
準決勝とはうって変わり、両者の「気」のみが激しく交差する、息が詰まるような間合い戦となりましたが、出稽古先でかなり練習していたミドルキックが多く決まり、一般部門大会初優勝となりました。
奇しくも、この日は父の日、嬉しいプレゼントをもらいました。
この後、身長が一気に伸び始めたハヤテは、58kg級から63kg級に階級アップを行いました。
ハヤテの戦闘記録トップページ
心臓撃ちの理論と実践
鎖骨撃ちの理論と実践
レバー蹴りの理論と実践
かかと落としの理論と実践
当サイト取り扱いUFCグッズ

