【爆発的パワーを出す】ゴルジ腱反射を利用したスポーツ競技・筋トレのアップ法

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

爆発的な瞬発力を生むゴルジ腱反射の生化学的解説と、同反射反応を具体的に競技に組み入れるためのウォーミングアップ方法をご紹介します。

執筆者・監修者・運営者情報

ゴルジ腱器官とは

ゴルジ腱器官(ゴルジけんきかん)とは骨格筋と腱の移行部にあるコラーゲン線維の皮膜に覆われた構造を持つ長さ500-1200μm、直径100-120μの腱の感覚器である。カミッロ・ゴルジによって発見されたところからこの名称がつけられている。2種類の役目を持っており、一つは関節への負荷や曲がり方などを感知して運動感覚を得ることと、 もう一つは過剰な力によって腱や靱帯が損傷しないための安全装置である。

▼引用記事

Wikipedia「ゴルジ腱器官」

ゴルジ腱反射とは

ゴルジ腱反射は1b抑制または逆伸長反射とも呼ばれる

Skeletal_muscle.jpg

ゴルジ腱反射とは、筋肉を伸張させる力が加わると起こる生化学的反応です。この反応は、1b抑制や逆伸長反射とも呼ばれています。

筋肉が伸長されると筋腱のなかの受容器であるゴルジ腱器官が活動し、感覚ニューロンである「1b感覚ニューロン」を介して脊髄にある「抑制性介在ニューロン」を興奮させます。その次に、「抑制性介在ニューロン」が運動ニューロンである「α運動ニューロン」を抑制し、その筋肉の活動を妨げます。その時に拮抗筋には逆に運動ニューロンを興奮させる反射が起こり、爆発的な筋活動が促進されます。

なお、この反射は、筋腱の過剰伸長による断裂を防ぐための身体に備わった防御作用の一つとされています。

ゴルジ腱反射の具体的導入法

強い伸張性収縮を与えた後に短縮運動をする

では、このゴルジ腱反射を実際に競技に取り入れる手法をご紹介します。今回はベンチプレスを例に解説していきます。

ゴルジ腱反射はターゲットとする筋肉群に対して、強度の伸張性収縮(筋肉が伸ばされながら重量に耐える動き)の直後の短縮性収縮(筋肉が収縮しながら力を発揮する動き)を爆発的に強化します。

より具体的に述べれば、ベンチプレス100kgがギリギリ挙がらない人がいるとします。100kg挙上に挑戦する前のアップとして、120kg程度の絶対に挙げられない重量をラックアウトだけして数秒間重量に耐えます。

もちろん、万が一に備えて両側に補助者をつける事を推奨します。この過剰な伸張性収縮の直後にベンチプレスの試技を行えば、爆発的な短縮性収縮が発揮され、これまで挙げられなかった100kgが挙上できるケースも少なからず見受けられます。

この、ゴルジ腱反射はさまざまなスポーツに応用できると考えられ、具体的なメソッド考案など、最新のスポーツ科学分野の研究課題の一つと言われています。

さまざまな筋トレメソッド

weights-664765_960_720_20161102064100da6.jpg

筋トレ効果を高める各種のメソッド・トレーニング方法を詳細解説したものが下記の記事です。刺激を変えたい、さらに追い込みたいときなどに是非ご活用ください。

▼関連記事

【筋トレセット法一覧】停滞期(プラトー)を突破し成果・効果を出す方法をやり方別に解説
初心者の方が筋トレをはじめてしばらく(3ヶ月~6ヶ月)は、面白いように筋力と筋肉がついていきますが、やがて筋肉は刺激に慣れてしまい反応が鈍くなります。これを発達停滞期(プラトー)と言い、この壁で挫折するか、壁を突破するかが中級者へと進めるか...
【効率的な筋トレ】まだそのやり方で消耗してるの?目からウロコのコラム記事集
大好評の発想と工夫の筋トレシリーズを一覧にまとめました。うまく効かせられない筋トレ種目がある時は、ぜひ、参考にしてください。最新シリーズ|種目考察記事膝つき腕立て伏せパイクプッシュアップ斜め懸垂(インバーテッドロウ)レッグレイズ(足上げ腹筋

停滞期を突破するには食事の見直しも大切

筋肥大の停滞期に重要なのは、筋肉を騙すトレーニング法だけではありません。

筋トレの効果を出すための基本である食事メニューを見直すのも非常に重要です。

まず、筋トレをして筋肥大するためには体重あたり2gの純タンパク質が必要とされています。つまり、70kgの人の場合、一日に140gの純タンパク質(肉類に換算して700g)とかなり多く、この量を摂りきれていないために筋肥大が停滞しているケースも少なくありません。

なお、筋トレと食事に関する情報は多岐にわたりますので、下記の記事をご参照ください。

▼関連記事

【筋トレの食事メニューレシピ例紹介】バルクアップ・身体作りそれぞれに最適なカロリー・栄養素比率

筋肉部位別ストレッチ法

筋トレと合わせて行うことで、トレーニング効果を高めてくれるのがストレッチです。ストレッチを行うタイミングはトレーニング前・トレーニング中・トレーニング後ですが、それぞれに異なる意味があります。

下記の記事では、全身の筋肉部位別のストレッチ方法を、大胸筋・背筋群(僧帽筋・広背筋)・三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・大腿筋群それぞれに動画をまじえて詳しく解説しています。

また、筋トレにおけるストレッチの効果と行うのに最適なタイミングもご紹介していますので、ご参照ください。

▼関連記事

【筋肉部位別ストレッチ方法】大胸筋・背筋・三角筋・上腕・大腿別に動画で解説

部位分割メニュー例


週2・3・4回の部位分割筋トレメニュー

主な筋トレ種目一覧


図解付き主要種目の一覧ページ

下記にリンクしています主要種目の個別解説記事は、動画だけでなく一目で理解しやすい図解付きでフォームについて説明しています。

自重トレーニング

腕立て伏せ(大胸筋)
パイクプッシュアップ(三角筋)
ベンチディップス(上腕三頭筋)
懸垂(背筋群)
バックエクステンション(背筋群)
逆手懸垂(上腕二頭筋)
自重スクワット(下半身)

チューブトレーニング

チューブチェストプレス(大胸筋)
チューブチェストフライ(大胸筋)
チューブショルダープレス(三角筋)
チューブキックバック(上腕三頭筋)
チューブローイング(背筋群)
チューブカール(上腕二頭筋)
チューブレッグプレス(下半身)

ダンベルトレーニング

ダンベルプレス(大胸筋)
ダンベルフライ(大胸筋)
ダンベルショルダープレス(三角筋)
ダンベルサイドレイズ(三角筋)
ダンベルキックバック(上腕三頭筋)
ダンベルローイング(背筋群)
ダンベルカール(上腕二頭筋)
ダンベルスクワット(下半身)

マシントレーニング

マシンチェストプレス(大胸筋)
ケーブルフライ(大胸筋)
スミスマシンベンチプレス(大胸筋)
マシンショルダープレス(三角筋)
ケーブルプレスダウン(上腕三頭筋)
ラットプルダウン(背筋群)
ケーブルローイング(背筋群)
スミスマシンデッドリフト(背筋群)
ケーブルカール(上腕二頭筋)
マシンレッグプレス(下半身)
スミスマシンスクワット(下半身)

バーベルトレーニング

バーベルベンチプレス(大胸筋)
バーベルショルダープレス(三角筋)
ナローベンチプレス(上腕三頭筋)
バーベルデッドリフト(背筋群)
バーベルベントオーバーロウ(背筋群)
バーベルグッドモーニング(背筋群)
バーベルカール(上腕二頭筋)
バーベルスクワット(下半身)

全トレーニング種目一覧

筋トレメニュー全200種目一覧|動画つき解説記事(男女別)
本サイト「GLINT」は、2019年より筋力トレーニングと運動生理学および生物学に関する専門情報を継続して公開しています。競技経験に基づく実践的な知識と、博物館学芸員としての科学的根拠を重視した解説をもとに、正確で信頼できる情報の提供を目指しています。

新着記事の一覧ページはこちら

競技者が本音で解説シリーズ


人気製品・記事

常備したい冷凍タンパク質源

人気のベルトがフルラインナップ! 

愛用ベルトが最新式になるバックル

試合や高重量トレーニングに最適化

北米に続き日本でもブレイク開始
マシン筋トレの疑問を解決する記事

自宅トレーニングに必要不可欠な器具


運営ジムでの実際の使用ギア

当サイト取り扱いブランド

記事制作©FutamiTC/MazurenkoJapan


筋肉知識
マズレンコ製作所公式ブログ|筋トレ専門サイトGLINT