結論から述べます。ブリはバルクアップ期の筋トレ食として非常に優秀です。
理由は単純で、ブリは高タンパク質でありながら脂質カロリーが大きく、摂取エネルギーのブースターとして機能する魚だからです。
筋トレにおける食事は、最終的には「身体を大きくできるかどうか」がすべてです。脂質を恐れている段階では、絶対に本格的なバルクアップには到達できません。
ブリはその壁を越えさせる食材です。
ブリは脂質カロリーで身体を押し上げる魚

ブリ100gあたりの栄養構成は以下の通りです。
エネルギー:257kcal
タンパク質:21.4g (85.6kcal)
脂質:17.6g (158.4kcal)
炭水化物:0.3g (1.2kcal)
この数値から分かることは、ブリは「魚でありながら肉並みに脂質カロリーが高い」という点です。
脂質は1gあたり9kcalという非常に高いエネルギー密度を持ちます。つまり、ブリは少量でも効率的に総摂取カロリーを押し上げることができます。
これは、バルクアップ期の競技者にとって極めて重要です。
食べても食べても体重が増えない人は、単純に脂質が足りません。その点でブリは、食事のエネルギー密度を上げる最適な選択肢になります。
サーモンとの比較

高タンパク質で良質な資質を含むことで、筋トレの定番食材ともいえるサーモンですが、その栄養素は以下の通りです。
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ニジマス(サーモントラウト)100gあたりのカロリー・栄養素は以下のとおりです。
エネルギー:127kcal
タンパク質:19.7g (78.8kcal)
脂質:4.6g (41.4kcal)
炭水化物:0.1g (0.4kcal)
数値は食品成分データベース(文部科学省)に基づいて算出し、栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。
ブリは、サーモン以上に脂質カロリーが多いことがわかります。
ブリはタンパク質の質も高い

ブリは脂質だけでなく、タンパク質の量と質も優れています。
魚のタンパク質は消化吸収効率が高く、筋肉合成にも有利です。特にブリは赤身魚に近い構造を持ち、筋トレ後の食事としても適しています。
さらにEPAやDHAといった魚由来の脂質は、筋肉の回復やコンディション維持にも役立ちます。
単にカロリーが高いだけでなく、「競技者の身体を守りながら大きくする」食材です。
バルクアップ期には脂質カロリーがブースターになる

ここが最も重要なポイントです。
バルクアップ期の食事は、「タンパク質を摂ること」よりも「総摂取カロリーを増やせるかどうか」が鍵になります。
その際、脂質は最も効率の良いカロリー源です。
白米を増やすよりも、脂質を足すほうが胃腸の負担は少なく、結果的に多く食べられます。
ブリはこの役割を自然に担える魚です。
「食べても体重が増えない」という悩みを持つ人ほど、ブリを取り入れるべきです。
減量期には適さないがバルク期では主力になる
逆に、減量期にはブリは向きません。
脂質カロリーが大きいため、カロリーコントロールが難しくなります。
しかし、筋肥大を最大化したいバルクアップ期には、この脂質こそが武器になります。
筋トレの食事は、時期によって戦略が変わります。ブリは「増量期の切り札」です。
まとめ
ブリは、筋トレのバルクアップ期において脂質カロリーがブースターとして機能する優秀な魚です。
高タンパク質に加えて脂質が豊富で、総摂取エネルギーを効率的に押し上げることができます。
身体を大きくしたい競技者は、ブリを恐れる必要はありません。むしろ積極的に取り入れるべき食材です。
ブリの刺身が重いと感じたら
ブリの刺身は脂質カロリーが大きいため、バルク期には武器になりますが、胃腸が弱い人には重く感じることもあります。
特に刺身は脂質が多いので、刺身で量を食べるのは、正直少し重いです。そのような時は、焼いたり煮たりして、上手にブリを食べるのも一つのやり方です。

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