筋トレ後の食事は、寿司かステーキかで迷う必要はありません。結論として、炭水化物を補給できる寿司と、高品質なタンパク質を摂取できるステーキを両方組み合わせて食べることが、筋肥大と回復を両立させる最も合理的な方法です。
筋トレ後の食事で最も重要なのは、「何を食べたいか」ではなく、「筋肉の合成と回復に必要な栄養素をどのような比率で摂取するか」です。筋トレ直後の身体は、消耗したエネルギーの補充と同時に、筋タンパク質合成の材料となるタンパク質を必要としています。この二つの条件を満たすことが、身体作りを成功させるための基本になります。
寿司について
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まず寿司についてです。寿司は白米を主体とした料理であり、炭水化物を効率よく摂取できる点が最大の強みです。炭水化物は、筋トレによって消費された筋グリコーゲンの回復に直接関わるため、トレーニング後の回復食として合理的です。
また、ネタに魚やエビなどのタンパク質源が使われているため、ある程度のタンパク質も同時に摂取できます。しかし、一般的な握り寿司のネタ量は少なく、筋肥大を狙うにはタンパク質量が不足しやすいという構造的な弱点があります。寿司だけを食べて「高タンパク質の食事を摂った」と思い込むのは、栄養設計の観点では現実的ではありません。
ステーキについて

一方でステーキです。赤身牛肉のステーキは、高品質の動物性タンパク質を豊富に含み、筋肉の材料補給という点では非常に優秀な主菜です。さらに、鉄や亜鉛、ビタミンB群など、筋トレ後の回復や代謝に関わる栄養素も同時に摂取できます。
しかし、ステーキ単体では炭水化物をほとんど摂ることができません。筋トレ後はタンパク質だけでなく、エネルギー源となる炭水化物も必要であるため、ステーキだけでは栄養が片寄り、回復と合成を同時に満たすことができません。
寿司+ステーキという食事設計
【筋トレ後に最適なステーキちらし寿司】高タンパク質+炭水化物でバルクアップ飯
つまり、寿司とステーキはそれぞれ役割が異なり、単体では筋トレ後の食事として完成しません。寿司は炭水化物の供給に優れ、ステーキはタンパク質とミネラルの供給に優れています。両者を組み合わせることで、筋肥大と回復を同時に支える、バランスの取れた食事設計が成立します。
実際の競技者の食事でも、炭水化物源としての寿司、タンパク質源としてのステーキという組み合わせは、特別なものではなく日常的に採用されています。重要なのは、どちらか一方を選ぶことではなく、トレーニング内容や身体の状態に応じて、必要な栄養素を過不足なく組み合わせることです。
まとめ
筋トレ後の食事は、「好きな方を選ぶ」という感覚ではなく、「身体を作るために必要な構成を組み立てる」という視点で考える必要があります。寿司かステーキかという二択ではなく、両方を適切な比率で食べるという判断が、最も合理的な選択になります。
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