この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。
T-プッシュアップは、大胸筋を中心とした上半身の押す筋肉群だけでなく、ダンベルを引き上げる動作から上半身の引く筋肉群、さらには体幹の回旋に関わる腹斜筋や回旋筋にも効果のある上半身の総合種目です。そのやり方を動画をまじえて解説します。
T-プッシュアップが効果のある筋肉
大胸筋・三角筋・上腕三頭筋・広背筋・僧帽筋・上腕二頭筋・腹斜筋・回旋筋

T-プッシュアップは、まずは通常の腕立て伏せ動作のなかで大胸筋・三角筋・上腕三頭筋といった上半身の押す筋肉群全てに効果があります。

また、ダンベルを引き上げる動作のなかで広背筋・僧帽筋・上腕二頭筋といった上半身の引く筋肉群にも効果があります。

さらには、体幹を捻る動作のなかで外腹斜筋・内腹斜筋だけでなく、その背面対角線で共働する回旋筋(脊柱起立筋の一つ)も鍛えることができ、ウエストライン効果も期待できます。
T-プッシュアップのやり方
大きな動作でダンベルを高く持ち上げる
こちらが、T-プッシュアップの模範的な動画です。腕立て伏せ→ダンベルローイング→T-スタイルという順番で動作します。T-スタイルをとるときに大きな動作で手足を完全に伸ばし、文字通り「T」の字になることが最大のポイントです。
また、筋力に自信のない女性の方などは、こちらのようなダンベルなしのT-プッシュアップから始めるとよいでしょう。
