【肩部筋肉の名称と作用】上肢帯筋群の表層筋と深層筋(インナーマッスル)

本記事は、生物学の学芸員として身体構造に携わってきた経験と、競技者として実際に身体を使ってきた視点から、筋肉の名称と働きを分かりやすく解説するものです。医療目的ではなく、身体の理解と安全なトレーニングのための教育的な情報をまとめています。

上腕最上部に位置する三角筋をはじめとする肩の筋肉は上肢帯筋群と呼ばれ、三角筋のほかに回旋筋腱板(ローテーターカフ=棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)と大円筋があります。それらの名称と作用を解説します。

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上肢帯筋(musculi cinguli membri superioris)

上肢帯筋群には以下の筋肉が含まれます。

三角筋(musculus deltoideus)

三角筋は前部・中部・後部に分けられ、上腕を伸展・内転・外旋・外転および屈曲・内転・内旋させる作用があります。

回旋筋腱板(Rotator cuff)

回旋筋腱板には棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋があり、棘上筋・棘下筋・小円筋は肩甲骨背面に、肩甲下筋は肩甲骨前面に位置しています。

棘上筋(musculus supraspinatus)

棘上筋は肩関節を外転させる作用があります。

棘下筋(musculus infraspinatus)

棘下筋は肩関節を外旋・外転・内転させる作用があります。

小円筋(musculus teres minor)

小円筋は肩関節を外旋・内転させる作用があります。

肩甲下筋(musculus subscapularis)

肩甲下筋は肩関節を内旋・水平屈曲させる作用があります。

大円筋(teres major)

大円筋は広背筋上部の深層に位置しており、上腕骨と肩甲骨をつないでいます。

主な作用は肩関節の内転(横から腕を閉じる動き)で、このほかにも肩関節の内旋にも関わっています。

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