
6Pチーズは手軽に食べられる乳製品として広く知られていますが、筋トレとの相性については誤解されがちです。結論から言えば、6Pチーズは「筋トレの主役」にはなりませんが、条件次第では補助的に使える食品です。

筆者自身も長年、競技者としてチーズを活用してきましたし、特に6Pチーズは職場の冷蔵庫に常備しています。運営ジムの所属選手たちにもそのように指導してきました。
上岡岳プロフィール
アームレスリング主戦績
全日本マスターズ80kg超級2位
アジア選手権マスターズ90kg級3位
生物学学芸員(J-Global掲載ページ)
6Pチーズとはどんな食べ物?
6Pチーズは、円を扇形に6等分した形に個包装された、日本独自のプロセスチーズである。雪印乳業が1954年から今の形で発売を開始した(発売開始年については後述)。現在は、雪印メグミルク以外のメーカーからも同様の形状のチーズが、「6Pチーズ」あるいはそれに類似した商品名で発売されている。引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/6Pチーズ
6Pチーズの栄養的特徴

6Pチーズは乳由来のタンパク質と脂質を中心とした食品です。タンパク質は含まれているものの、量は決して多くなく、脂質の比率が高い構成になっています。そのため、プロテインや鶏肉の代わりとして筋肥大を狙う用途には向きません。一方で、少量でも満足感があり、カルシウムなどの微量栄養素を含む点は特徴です。
雪印乳業6Pチーズのカロリー・栄養素
雪印乳業6Pチーズ1個あたりのカロリー・栄養素は以下の通りです
エネルギー:55kcal
たんぱく質:3.5g
脂質:4.4g
炭水化物:0.0~0.6g
数値およびトップ画像は「雪印メグミルク公式ページ」を参照しています。
チーズの2種類|ナチュラルとプロセス
いわゆる本来のチーズはナチュラルチーズと呼ばれます。一方、複数のナチュラルチーズを混ぜ合わせ加熱処理されたものがプロセスチーズです。加熱することで発酵が止まり、食品として保存期間が長くなるため、コンビニなどで主に流通しているのはプロセスチーズになります。6Pチーズもプロセスチーズです。
ナチュラルチーズの6Pチーズ

TOPVALUカマンベール入り6Pチーズ1個(標準18g)当たり
エネルギー:60kcal
タンパク質:2.9g
脂質:5.1g
炭水化物:0.5g
※成分一覧は商品外装の記載をご参照ください。

TOPVALUチェダーチーズ100%使用6Pチーズ1個(標準18g)当たり
エネルギー:60kcal
タンパク質:3.5g
脂質:4.9g
炭水化物:0.4g
※成分一覧は商品外装の記載をご参照ください。
なお、数値と画像は「トップバリュ公式ホームページ」を参照しています。
筋トレにおける位置づけ
筋トレにおいて6Pチーズは「タンパク質源」ではなく、「脂質を含む間食・補助食品」として考えるのが現実的です。トレーニング前後の回復や合成を目的に食べる食品ではなく、食事全体のカロリー調整や空腹対策として使うのが適しています。
特に減量中や食事間隔が空く場面では、6Pチーズを少量取り入れることで過度な空腹を防ぎ、無駄な間食を抑える効果が期待できます。ただし、脂質が多いため、量を増やすと簡単にオーバーカロリーになります。
バルクアップ期には向くのか
バルクアップ期であっても、6Pチーズを積極的に増やす必要はありません。カロリーは確保できますが、筋合成に必要なタンパク質量を満たすには効率が悪く、結果として脂質過多になりやすいからです。どうしても取り入れる場合は、炭水化物と高タンパク質食品を優先した食事の補助として、ごく少量に留めるべきです。
筋トレと6Pチーズの結論
6Pチーズは、筋トレ向きの食品ではありません。ただし、間食や食事調整の一部として条件付きで使うことは可能です。筋肥大や回復を目的とするなら、6Pチーズに期待せず、肉・魚・卵・乳製品でも低脂質高タンパクな選択を優先することが、結果的に最短ルートになります。


