筋トレにコンビニおにぎりは活用できるのか?具は何を選んでも大差ない

この記事の数値は食品成分データベース(文部科学省)に基づいて算出し、栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。

結論から言います。筋トレにおいてコンビニおにぎりは使えますが、主役になる食事ではありません。

位置づけとしては、トレーニング前後や高消費日の補助的な炭水化物源です。コンビニおにぎりは手軽に糖質を補給できる一方で、タンパク質量が極めて少なく、これだけで筋トレ食を完結させることはできません。筋肉を作るための食事ではなく、筋肉を動かすための燃料として評価するのが現実的です。

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コンビニおにぎりが筋トレで使える理由

コンビニおにぎりが筋トレで使える最大の理由は、白米由来の炭水化物を素早く摂取できる点にあります。消化吸収が比較的早く、トレーニング前のエネルギー切れ防止や、トレーニング後のグリコーゲン回復には向いています。

一方で、タンパク質密度は低く、脂質や栄養バランスは具材任せになります。つまり、おにぎりは筋肥大を支える食材ではなく、エネルギーを一時的に補給するための道具です。

コンビニおにぎりの栄養的な立ち位置

一般的なコンビニおにぎり1個あたりのエネルギーは、およそ180〜220kcal前後です。その大半は炭水化物で占められており、タンパク質量は具材込みでも数グラム程度に留まります。

この時点で、コンビニおにぎりは糖質専用の食品であり、タンパク質源として期待するものではない、という前提を持つ必要があります。

具材は何を選んでも筋トレ的には大差ない

筋トレ視点で最も重要なのは、具材の違いによる栄養差はほとんど意味を持たないという点です。ツナマヨ、鮭、梅、昆布、焼きたらこなど、味や印象は大きく異なりますが、炭水化物量はほぼ白米で決まり、タンパク質量や脂質量の差は誤差の範囲に収まります。

どの具を選んでも高タンパク食になることはなく、筋肥大効率が劇的に変わることもありません。具で悩むよりも、おにぎりは糖質補給用と割り切ることの方が、筋トレ的には正解です。

筋トレ視点では、具材で栄養を選んでいるつもりになってしまうこと自体が、評価のズレにつながります。

タンパク質食品としての鮭おにぎりを試作

上の写真は、バルクアップ筋トレ後に最適な栄養素比率となるように試作的に制作した「鮭おにぎり」です。

鮭の切り身70gに対して、140gのご飯で作りましたので、ぴったりと「タンパク質:炭水化物」=1:2となっています。

実際問題、丸くできないほど鮭の切り身が大きいので、なかなか持ち運ぶのは大変かもしれません。

持ち運び可能なタンパク質十分のおにぎり

【男の筋肥大おにぎり】大量のタンパク質を強化 |筋トレ前後に適切な種類も解説

【筋トレ前後に最適なおにぎり】コンビ二のものは栄養不足|理想栄養比率で実際に制作

フェーズ別に見たコンビニおにぎりの評価

増量期・高消費トレーニング日

このフェーズでは条件付きで有効です。トレーニング前後に糖質を補給することで、出力低下や回復遅れを防ぐことができます。ただし、おにぎりを何個も重ねてもタンパク質は増えません。必ず肉類、卵、乳製品、魚介類などの主タンパク質源を別で確保する前提が必要です。

減量期・調整期

このフェーズでは評価が下がります。糖質量のわりに満腹感が短く、食事全体のコントロールが難しくなるためです。使うとすれば、トレーニング直後など、最低限の糖質補給が必要な場面に限定されます。

筋トレ視点でのコンビニおにぎりの使い方

筋トレ視点で重要なのは、足し算ではなく役割分担です。コンビニおにぎりは糖質担当、それ以外の栄養素は別の食品で補う。この設計ができて初めて、おにぎりは筋トレ食として成立します。

筋トレをしているからコンビニおにぎりで大丈夫、という考え方は成立しません。目的のない使用は、ただの食事の質低下につながります。

筋トレとコンビニおにぎりの関係

本記事は栄養指導ではなく、実際に筋トレを行いながら食事を組み立ててきた経験に基づく評価です。コンビニおにぎりは便利ですが、万能ではありません。

必要な日だけ、必要な量だけ使う。この距離感こそが、筋トレにおけるコンビニおにぎりの正しい食べ方です。

バルクアップ筋トレと身体作り筋トレの食事の特徴

バルクアップを目的とした筋トレでは、体重1kgあたり約2g前後のタンパク質を目安にしつつ、あわせてその2~3倍程度のエネルギー(主に糖質や脂質)を摂取するケースが一般的です。

健康的な身体作りを目的とした筋トレでは、体重1kgあたり約1g前後のタンパク質を一つの目安とし、糖質や脂質の摂取量を調整しながら、全体のエネルギー量をコントロールしていきます。

筋トレと食事の基礎情報・知識

タンパク質の安定摂取

筋トレの成果を継続的に出していくためにはタンパク質の安定的な摂取が必要で、そのためには冷凍タンパク質食材をストックしておくことも有効です。下記は筆者が日本代表競技者として実際に常時ストックしていた冷凍の肉類・魚介類の一例です。

筋トレ向き冷凍食品・食材(肉類&魚介類)まとめ

PFCバランスについての基礎知識

食品は、タンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の三大栄養素から構成されており、これらの摂取比率をPFCバランスと呼びます。一般的には「2:2:6」が一つの目安とされますが、筋トレを行う場合は、タンパク質の比率を高めた「4:1:5」前後のPFCバランスがよく用いられます。

ライフスタイルに合わせたPFCバランスの調整

筋トレの食事ではタンパク質重視が基本ですが、カロリー量はトレーニング量だけでなく生活の運動量に合わせ、活動量が多ければ脂質・炭水化物を増やし、少なければ控えめに調整します。

タンパク質とは

タンパク質は筋肉(筋繊維)の主成分であり、筋肥大を目的とした筋力トレーニングでは最も重要な栄養素です。筋肥大には体重1kgあたり約2gの純タンパク質が必要で、これは肉類・魚介類換算でおよそ10gに相当します。

脂質について

脂質は1gあたり9kcalと高カロリーで敬遠されがちですが、エネルギー効率が高く長時間トレーニング前のカロリー源として有効であり、腹持ちの良さから適度に摂取することで間食防止にも役立ちます。

炭水化物について

炭水化物は運動時の主要なエネルギー源で、吸収が速くトレーニング前のエネルギー補給に適しており、筋トレ後は筋再合成に必要なエネルギー確保のためタンパク質と合わせて摂取することが重要です。

具体的な筋トレ向き食品・食事例

下記の記事はバルクアップ・身体作りそれぞれの筋トレ目的別に、具体的な食事メニュー・レシピを解説したものです。是非、ご活用ください。

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