【きな粉はプロテインのかわりになる?】どれくらいを一回に飲めばいいかも解説

この記事の数値は文部科学省の食品成分データベースに基づいて算出しています。

プロテインのかわりに安価なきな粉を飲むとよいという情報がネット上には見受けられますが、本当にきな粉はプロテインのかわりになるのでしょうか?

もし、そうだとして、一回あたりどれくらいのきな粉を飲めばいいのか、また、一食あたりの単価はプロテインと比較して高いのか安いのかを算出しました。

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標準的プロテイン一食分の分量・タンパク質量・単価

まずは、プロテインの代表格とも入れるザバスホエイプロテインココア味の一食分の分量・タンパク質量・単価を算出しました。

プロテイン一食分21gのカロリー・栄養素

エネルギー:83kcal
タンパク質:15.0g
脂質:1.3g
炭水化物:2.7g

ザバス一袋1050g(50食分)の価格と一食あたりの単価

1050gで約3500円|一食70円

標準的なプロテインは、一食当たり15gの純タンパク質が含まれており、その単価は70円です。

標準的きな粉一食分の分量・タンパク質量・単価

つづいて、プロテイン一食分の純タンパク質量を基準にして、きな粉で計算を行いました。

きな粉一食分大さじ6杯45g

エネルギー:197kcal
タンパク質:15.98g (63.92kcal)
脂質:10.53g (94.77kcal)
炭水化物:13.95g (55.8kcal)

きな粉2250g(50食分)の価格と一食あたりの単価

120gで300円=2250gで約5600円|一食112円

一食あたり15gの純タンパク質を摂取することを前提に算出すると、一回当たりきな粉だと45gが必要となり、一食分の単価は112円とプロテインの約1.6倍の価格であることがわかりました。

水に溶けないきな粉を一度に45gも飲むのは大変であり、さらに、プロテインよりもかなり割高になりますので、きな粉をプロテインのかわりにするのは、経済的観点からも、現実的にも、あまり効率的とは言えません。

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プロテインを肉類と比較すると高いか安いか

今回計算した、一食分15gの純タンパク質は肉類に換算するとおよそ75gになります。

つまり、100g100円のリーズナブルな肉類で同量のタンパク質を摂取する場合の一食あたりの単価は75円とプロテインをほぼ同じです。

100g150円の少し高めの肉類でも、一食当たり112円となり、きな粉とほぼ同等です。

ですので、プロテインと肉類はほぼ同等の一食単価で、きな粉は割高になると結論づけられます。

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