筋トレに豆乳は使えるが主役にはならない|あくまで補助タンパク質

この記事の数値は食品成分データベース(文部科学省)に基づいて算出し、栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。

豆乳のイメージ写真

「牛乳は合わないから豆乳に変えたほうがいいのか?」

結論から言います。筋トレにおいて豆乳は使えますが、主役になる食材ではありません。

位置づけとしては、調整期・回復期寄りの補助タンパク質源です。豆乳は「牛乳よりヘルシー」「植物性で体に良い」と評価されがちですが、筋トレ食としては冷静に役割を限定して考える必要があります。

豆乳の強みは、植物性タンパク質を液体で摂れる点と、脂質構成が比較的穏やかな点です。一方で、タンパク質密度は高くなく、筋肥大を支える主軸にはなりません。

豆乳は「筋肉を作る材料」ではなく、食事全体を整えるための補助パーツとして扱うのが現実的です。

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豆乳200mlあたりのカロリー・栄養素

豆乳1パック200gあたりのカロリー・栄養素

エネルギー:92kcal
タンパク質:7.2g (28.8kcal)
脂質:4g (36kcal)
炭水化物:6.2g (24.8kcal)

※数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を参照しています。また、食品の栄養素(PFC)および食事全体の栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。

ここで重要なのは、牛乳より低カロリーだが、タンパク質量も同程度かそれ以下という点です。「豆乳=高タンパク」というイメージは、筋トレ視点では誤解に近い評価になります。

豆乳はフェーズ限定で評価が変わる

減量期・調整期

豆乳は使いやすくなります。脂質と糖質が控えめで、液体として摂取しやすいため、食事量を増やさずにタンパク質を少し足したい場面では有効です。

ただし、豆乳だけに頼るとタンパク質不足になりやすく、必ず肉・魚・卵などの主タンパク源と併用する必要があります。

増量期

豆乳の優先度は下がります。エネルギー密度が低く、同じ量を飲んでもカロリーが伸びません。増量期は、牛乳や炭水化物を優先したほうが効率的なケースが多くなります。

豆乳は「牛乳の代替」と考えない

豆乳は牛乳の完全な代替ではありません。タンパク質の質、アミノ酸組成、脂質の役割が異なります。

筋トレにおいて豆乳を使う場面は、胃腸が弱っているとき、動物性脂質を一時的に減らしたいとき、食事量を抑えながら栄養を補いたいとき、こうした限定条件下です。

「牛乳が合わないから豆乳を飲めば同じ」という考え方は、筋トレ的には成立しません。

筋トレと豆乳の関係

本記事は栄養指導ではなく、実際に筋トレを行いながら食事を組み立ててきた経験に基づく評価です。

豆乳は万能でも必須でもありませんが、使いどころを限定すれば便利な補助食材です。

豆乳を主役に据えるのではなく、主タンパク質源を支える液体パーツとして使う。これが、筋トレにおける豆乳の正しい立ち位置です。

豆乳の種類別(無調整・調製・豆乳飲料)の違いや、筋トレ向けの具体的な使い分けについては、詳細情報として別記事にまとめています。必要な場合はそちらを参照してください。

豆乳レシピはこちら

【筋トレむきウインナー豆乳鶏鍋】シメはカルボナーラ風パスタで

【豆乳鍋のカロリー】栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の量と筋肉・筋トレとの関係

【豆乳スープのカロリー】栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の量と筋肉・筋トレとの関係

【バナナ豆乳のカロリー】栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の量と筋肉・筋トレとの関係

バルクアップ筋トレと身体作り筋トレの食事の特徴

バルクアップを目的とした筋トレでは、体重1kgあたり約2g前後のタンパク質を目安にしつつ、あわせてその2~3倍程度のエネルギー(主に糖質や脂質)を摂取するケースが一般的です。

健康的な身体作りを目的とした筋トレでは、体重1kgあたり約1g前後のタンパク質を一つの目安とし、糖質や脂質の摂取量を調整しながら、全体のエネルギー量をコントロールしていきます。

筋トレと食事の基礎情報・知識

タンパク質の安定摂取

筋トレの成果を継続的に出していくためにはタンパク質の安定的な摂取が必要で、そのためには冷凍タンパク質食材をストックしておくことも有効です。下記は筆者が日本代表競技者として実際に常時ストックしていた冷凍の肉類・魚介類の一例です。

筋トレ向き冷凍食品・食材(肉類&魚介類)まとめ

PFCバランスについての基礎知識

食品は、タンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の三大栄養素から構成されており、これらの摂取比率をPFCバランスと呼びます。一般的には「2:2:6」が一つの目安とされますが、筋トレを行う場合は、タンパク質の比率を高めた「4:1:5」前後のPFCバランスがよく用いられます。

ライフスタイルに合わせたPFCバランスの調整

筋トレの食事ではタンパク質重視が基本ですが、カロリー量はトレーニング量だけでなく生活の運動量に合わせ、活動量が多ければ脂質・炭水化物を増やし、少なければ控えめに調整します。

タンパク質とは

タンパク質は筋肉(筋繊維)の主成分であり、筋肥大を目的とした筋力トレーニングでは最も重要な栄養素です。筋肥大には体重1kgあたり約2gの純タンパク質が必要で、これは肉類・魚介類換算でおよそ10gに相当します。

脂質について

脂質は1gあたり9kcalと高カロリーで敬遠されがちですが、エネルギー効率が高く長時間トレーニング前のカロリー源として有効であり、腹持ちの良さから適度に摂取することで間食防止にも役立ちます。

炭水化物について

炭水化物は運動時の主要なエネルギー源で、吸収が速くトレーニング前のエネルギー補給に適しており、筋トレ後は筋再合成に必要なエネルギー確保のためタンパク質と合わせて摂取することが重要です。

具体的な筋トレ向き食品・食事例

下記の記事はバルクアップ・身体作りそれぞれの筋トレ目的別に、具体的な食事メニュー・レシピを解説したものです。是非、ご活用ください。

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【筋トレの食事メニューレシピ例紹介】バルクアップ・身体作りそれぞれに最適なカロリー・栄養素比率

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