筋トレにゴーゴーカレーは使えるのかと聞かれた場合、結論は「主役にはならないが、条件付きで使える外食」です。高カロリーで満足感が強く、炭水化物・脂質・たんぱく質が一皿に揃っている一方で、筋トレ食としては明確な弱点も併せ持っています。良い面と悪い面を切り分けて考えることが前提になります。
ゴーゴーカレーの栄養構造を筋トレ視点で見る

ゴーゴーロースカツカレーの栄養情報(アレルギー情報)|公式ページ
ゴーゴーカレーの基本構成は非常にシンプルです。白米による大量の炭水化物、ルーと揚げ物由来の脂質、そしてロースカツなどの動物性たんぱく質。この三要素が最初から完成された形で提供されます。
筋トレ視点で見ると、エネルギー密度は非常に高く、トレーニング量が多い日でも一食でカロリー不足を解消しやすい構成です。一方で、たんぱく質比率は決して高くなく、脂質に大きく依存したカロリー設計である点が特徴になります。
ゴーゴーロースカツカレーの推定カロリー・栄養素
ゴーゴーロースカツカレー(並盛)1食あたりの推定カロリー・栄養素は以下の通りです。
エネルギー:980kcal
タンパク質:29g(116kcal)
脂質:55g(495kcal)
炭水化物:92g(368kcal)
※本数値は、一般的なロースカツ(約120g)、白米(約250g)、カレールーを用いた並盛相当から算出した推定値です。実際の数値は店舗・盛り付け・揚げ油の吸油量によって前後します。
標準的カツカレーのカロリー・栄養素
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カツカレー1食700gあたりのカロリー・栄養素は以下の通りです。
エネルギー:1071kcal
タンパク質:25.97g(103.88kcal)
脂質:45.71g(411.39kcal)
炭水化物:130.83g(523.32kcal)
なお、数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を基礎データとして推定しています。また、食品の栄養素(PFC)および食事全体の栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。
筋トレ視点でのメリット
筋トレとゴーゴーカレーの相性で評価できる最大の利点は、カロリー確保のしやすさです。食事量を増やさなくても総摂取カロリーを引き上げられるため、バルクアップ期で食事が苦しくなっている人には現実的な選択肢になります。
また、外食としての再現性が高く、どの店舗でもほぼ同じ構成で食べられる点も見逃せません。忙しい日や移動中でも「今日はエネルギーを入れる日」と割り切って選びやすい外食です。
明確なデメリットと限界
一方で、ゴーゴーカレーは筋トレ食として万能ではありません。脂質量が多く、野菜や微量栄養素は不足しやすいため、これを頻繁に食べると食事全体のバランスが崩れやすくなります。
また、ロースカツカレーであっても、たんぱく質量は「筋肥大を狙う主食」としては控えめです。ゴーゴーカレー単体で筋肉を作ろうと考えるのは現実的ではありません。
筋トレ中にゴーゴーカレーを使える条件
ゴーゴーカレーが筋トレに使えるのは、条件がはっきりしています。トレーニング量が多く、消費エネルギーが高い日であること。前後の食事でたんぱく質を十分に確保できていること。この二つが揃っていれば、「エネルギー補給に特化した一食」として機能します。
逆に、減量期や摂取カロリーを抑えたい日、または運動量が少ない日には向きません。この切り分けを誤ると、単なる高脂質外食になります。
実食から見た現実的な評価
今回のロースカツカレーは、炭水化物と脂質による満足感が非常に強く、トレーニング後の空腹を一気に埋める力があります。ただし、食後の重さもはっきり感じるため、日常的な筋トレ飯として常用するタイプではありません。
筋トレを継続する生活の中で、「今日はエネルギーを入れる日」と割り切って使う外食。それがゴーゴーカレーの適切な位置づけです。
このカレーを実食して記事を書いた競技者

上岡岳プロフィール
アームレスリング主戦績
全日本マスターズ80kg超級2位
アジア選手権マスターズ90kg級3位
学芸員(J-Global掲載ページ)

上岡颯選手プロフィール
テコンドー主戦績
(2009~2020)
JOC全日本ジュニア選手権準優勝
全日本選手権東日本地区大会優勝
全日本学生選手権準優勝
全日本選手権準優勝
2020年度強化指定選手
フィジーク主戦績
(2023~)
マッスルゲート北関東2優勝
まとめ
筋トレにゴーゴーカレーは使えるのかという問いに対しては、「主役にはならないが、条件付きで使える」が正確な答えです。高カロリーでエネルギー補給には優れていますが、たんぱく質比率や栄養バランスの面では明確な弱点もあります。


