
来年1月から地元伊勢市にUターン就職して夫婦で暮らし始める、息子(MazurenkoJapan所属HAYATE選手)が就職面接のために一時帰省しました。
11月にクラシックボディビルの試合に出場予定のため、皮一枚まで絞り込んだ状態です。身179cm、この状態で70kgあるので、将来的にはそうとうな筋量の選手に成長するでしょう。
この記事に登場する選手

上岡岳プロフィール
アームレスリング主戦績
全日本マスターズ80kg超級2位
アジア選手権マスターズ90kg級3位
学芸員(J-Global掲載ページ)
55歳から60代マスターズ世界選手権にむけてトレーニングを再開

HAYATE選手プロフィール
フィジーク主戦績
(2023~)
マッスルゲート北関東2優勝
テコンドー主戦績
(2009~2020)
JOC全日本ジュニア選手権準優勝
全日本選手権東日本地区大会優勝
全日本学生選手権準優勝
全日本選手権準優勝
2020年度強化指定選手
近況
トレーニング
9月後半は体調を崩したのですが、10月に入ってからは心身ともに世界選手権を目指して好調にトレーニングできてます。
休日の日中は近所のジムに行くのですが、、、平日の日中だけあり、ほぼシルバーの方ばかりです。みなさん、楽しそうに健康維持管理をしています。
その横で、一人、4年半後の破壊の一撃に備えて、高重量高負荷トレーニングをしているので、おそろしく浮いています。誰も、目も合わせてくれません。
戦う事と人間の本質
僕は対人コンタクト競技のアームレスリングの元日本代表選手、息子はそもそもフルコンタクト打撃格闘技の五輪テコンドーの元JOC強化指定選手です。
おそらく、一般的な方が思考もしないような領域で思考し、意志を固め、鍛え、戦ってきました。
すごくシンプルに例えると、アームレスリングはお互いに関節を固め合った状態での「腕の折り合い」です。骨折事故率は全競技中最高のため、個人スポーツ保険には入れません。先日の世界選手権でも骨折者は3名出ました。

アームレスリングでの骨折は、螺旋旋回骨折と言い、神経を巻き込みながら骨が捻じれて砕けるので、ほぼ元には戻りません。
これは、仕方のないことです。
テコンドーは、もっと動物の本質に近く、「ほぼ殺し合い」です。大会のたびに、救急車が来ないことはありません。もちろん、死亡事故はほとんどありませんが、顔面陥没骨折とかは日常茶飯事です。
そして、出場には免責同意書に署名捺印して参加するので、何があっても仕方がありません。
そんななか、親子で20年以上、競技者として過ごしてきました。
破壊の一撃
そんな長い競技歴のなか、僕も息子も、避けては通れなかったのが「破壊の一撃」です。
僕も息子も、あえて、対戦相手を傷つけることはしません。スポーツマンシップというものがあるので。
しかし、試合はトーナメント、途中で試合が長引いて削られると、大切な準決勝や決勝に影響します。
ですので、やむを得ず、破壊を選択したこともあります。
そして、本質ですが、相手も同じで、破壊をしなければこちらが破壊され、選手生命が終わることもあります。
あれは、相手が砕ける感触が自分の身体に直接残るので、けっこう精神的にも尾を引くのですが、長い競技歴のうちに少し慣れてくる部分もあります。
そんなことで、戦争のない平和な日本で暮らしていると、普通は考えないレベルで物事を考えるようになります。そして、競技勝利すれば現実の果実も手に入ります。
倒して奪う
という人間の本質を感じてしまいますし、実際にそうしてきました。
ですから、日常では、人に優しくありたい、大切な人を守りたいと強く思います。
仕事
基本的に、上記のように、日常生活においては、僕は「人を倒す」選択肢をとりません。
しかしながら、会社員といえども生存競争があり、そこはゼロサムな世界でもあるので、倒されないように身は守って生きています。
そして、僕が倒されると、非ゼロサムな仲間たちまで巻き込まれ倒されてしまいますので。最低限の競争は避けては通れません。
本音を言えば、僕が戦う相手はもう日常にはおらず、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸に若干名いる、という感じですが。
食事
どんなに平和主義者のような言葉を並べても、4年半後には破壊の世界で戦うことになります。そして、そこは世界最高峰の破壊の空間でもあります。
ごちゃごちゃ言っても仕方がないので、鍛えて食べて寝る、それだけです。



