僧帽筋の構造・作用・起始停止・支配神経と筋トレにおける具体的な働き

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

僧帽筋(musculus trapezius)の構造や作用を解説するとともに、その起始停止および支配神経もご紹介します。また、日常や筋トレにおいての具体的な働きについても解説します。

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僧帽筋の構造

上部筋繊維・中部筋繊維・下部筋繊維から構成されています。

僧帽筋の作用

上部筋繊維

肩甲骨を持ち上げる

中部筋繊維

肩甲骨を内側に引き寄せる

下部筋繊維

肩甲骨を引き下げる

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僧帽筋の起始停止

起始

外後頭隆起から第7~第12胸椎の棘突起

停止

肩峰および肩甲骨の肩甲棘

僧帽筋の支配神経

副神経外枝・頚神経叢筋枝

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僧帽筋の具体的な働き

肩甲骨を上方・内側・下方それぞれに引き寄せる動作において働きます。

筋トレにおける具体的な働き

ローイング系種目やラットプル系種目において、動作のフィニッシュポジション近くで肩甲骨を引き寄せる動作に働きます。

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関与する主な筋トレ種目

懸垂
パラレル懸垂
斜め懸垂

チューブデッドリフト
チューブラットプル
チューブローイング
チューブベントオーバーロー
チューブショルダーシュラッグ
チューブリバースフライ

ダンベルデッドリフト
ダンベルローイング
ワンハンドダンベルローイング
ダンベルベントオーバーロー
ダンベルベンチローイング
ダンベルリバースフライ
ダンベルショルダーシュラッグ
ダンベルストレートアームプルオーバー

Tバーローイング
スミスマシンデッドリフト
ラットマシンプルダウン
ケーブルローイング
ケーブルショルダーシュラッグ
ケーブルプルオーバー

バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーロー
バーベルプルオーバー
バーベルショルダーシュラッグ

全身の主な筋肉の名称・作用

身体を鍛えていく上で、まず理解したいのが全身の主な筋肉の名称と作用です。それぞれの筋肉の役割を知ることで、効率のよいトレーニングを行うことが可能になります。

▼筋肉名称デジタル図鑑

【筋肉名称デジタル図鑑】各部位の名前・作用・筋トレ方法(鍛え方)

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