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サッカーの走力とキック力に必要な筋肉と筋トレメニュー|体幹インナーマッスルと下半身を中心とした種目

サッカーに必要な筋肉とその部位別の筋トレメニュー(アウターマッスル)と体幹トレーニング(インナーマッスル)の方法を解説します。


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サッカーに重要な筋肉部位

サッカーにとって重要な筋肉部位と競技における働きは以下の通りです。

表層筋|アウターマッスル

太ももの筋肉|大腿四頭筋:キック力に重要です

太ももの筋肉|ハムストリングス:走力向上と軸足安定に重要です

お尻の筋肉|臀筋群:ハムストリングスと協働します

ふくらはぎの筋肉|下腿三頭筋:下半身の安定の基礎になります

深層筋|インナーマッスル

股関節周辺

腸腰筋群:キック力の原動力になります

内転筋群:下半身のブレをとめるのに重要です。

体幹周辺

腹筋群:キック力の加速に重要です

脊柱起立筋:腹筋群と協働します

筋肉名称デジタル図鑑

さらに詳しい全身の筋肉の構造・作用については筋肉名称デジタル図鑑をご参照ください。

【筋肉名称デジタル図鑑】各部位の名前・作用・筋トレ方法(鍛え方)

腹筋群の構造とサッカーのための筋トレ

腹筋群は体幹を屈曲・回旋させる作用があります。このため、クランチ系種目やサイドベント系種目で鍛えることができます。

具体的な腹筋群の筋トレメニュー

腹筋群のトレーニング例

腹筋運動の基本となるのがカールアップクランチで、特に腹直筋上部に効果的です。

息を吐きながら身体を曲げていき、フィニッシュポジションで完全に息を吐ききるとともに顎を引いて腹筋を最大収縮させてください。

◆カールアップクランチのやり方と動作ポイント
①膝を曲げて仰向けになり、頭の後ろで手を組んで構える

②息を吐きながら上半身を起こしていく

③上半身を起こしたら、息を全て吐いて顎を引き腹直筋を完全収縮させる

④効かせながら元に戻る

⑤反動を使わずに再び上半身を起こしていく

◆ワンポイントアドバイス
呼吸と顎の動作を意識して腹直筋を最大収縮させることが大切です。また、反動を使うと腰を痛めるリスクがありますので注意してください。

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脊柱起立筋の構造とサッカーのための筋トレ

脊柱起立筋は体幹を伸展・回旋させる作用があります。このため、バックエクステンション系種目やグッドモーニング系種目で鍛えることができます。

バックエクステンション
チューブグッドモーニング
ダンベルグッドモーニング
スミスマシングッドモーニング
バーベルグッドモーニング

腸腰筋群の構造とサッカーのための筋トレ

腸腰筋群は大腿を前方に上げる作用があります。このため、レッグレイズ系種目で鍛えることができます。

レッグレイズ
チューブレッグレイズ
ダンベルレッグレイズ

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内転筋群の構造とサッカーのための筋トレ

内転筋群は大腿を閉じる作用があります。このため、アダクション系種目やサイドランジ系種目で鍛えることができます。

サイドランジ
ダンベルサイドランジ
マシンアダクション
バーベルサイドランジ

大腿四頭筋の構造とサッカーのための筋トレ

大腿四頭筋は膝を伸ばす作用があります。このため、スクワット系種目やレッグエクステンション系種目で鍛えることができます。

具体的な下半身の筋トレメニュー

大腿四頭筋のトレーニング例

大腿四頭筋のトレーニングとして最適かつ基本的な種目がスクワットです。

胸を張り、背中を反らせたニーベントスタイルが動作の基本です。

また、膝関節を痛めないために、膝がつま先より前にでないように気をつけてください。

◆自重スクワットのやり方と動作ポイント
①足を肩幅程度に開き、背すじを伸ばして構える

②膝がつま先よりも前に出ないように気をつけ、お尻を突き出しながらしゃがんでいく

③太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、反動を使わずに同じ軌道で立ち上がる

◆ワンポイントアドバイス
椅子に座る要領で動作をすると正しいフォームになります。また、背中が丸くならないように、視線をやや上に向けるのがコツです。

臀筋群の構造とサッカーのための筋トレ

臀筋群は大腿を後方に上げる作用があります。ハムストリングスとの協働性が高く、フロントランジ系種目やブルガリアンスクワット系種目で鍛えることができます。

ハムストリングスの構造とサッカーのための筋トレ

ハムストリングスは膝を曲げる作用があります。このため、レッグカール系種目で鍛えることができます。

具体的な下半身の筋トレメニュー

ハムストリングスのトレーニング例

フロントランジはブルガリアンスクワットの強度を落としたようなスクワット系種目です。

後ろにした足を中心に動作を行うことでハムストリングスに効果があります。

◆フロントランジのやり方と動作ポイント
①片側の足を前に出し、片側の足を後ろに引いて構える

②前にした足の膝がつま先よりも前に出ないように、斜め後ろにしゃがんでいく

③前にした足の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、反動を使わずに同じ軌道で立ち上がる

④所定回数を行った後、足の前後をかえて再び同様の動作を行う

◆ワンポイントアドバイス
前にした足を主働で行うと大腿四頭筋に、後ろにした足を主働で行うとハムストリングスに効果があります。

下腿三頭筋の構造とサッカーのための筋トレ

下腿三頭筋は足首を伸ばす作用があります。このため、カーフレイズ系種目で鍛えることができます。

ふくらはぎ=下腿三頭筋を鍛える種目は総称してカーフレイズとされますが、自重で行うカーフレイズやドンキーカーフレイズ、ダンベルカーフレイズ、バーベルカーフレイズ、マシンカーフレイズなど、その方法は様々です。

具体的な週2・3・4回の筋トレメニュー

部位分割筋トレとは、全身の筋肉をいくつかのグループに分け、一週間をかけてローテーションで鍛えていく方法です。

筋肉は一度鍛えると72時間程度の超回復期間が必要なため、一度に全身の筋肉を鍛えると、週に二回鍛えるのが限度です。しかし、部位を分割することにより、ローテーションで鍛えながら超回復もさせられるので、部位分割筋トレは非常に効率的なトレーニングメソッドです。

週4回の部位分割トレーニング
週3回の部位分割トレーニング
週2回の部位分割トレーニング

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