
結論:細マッチョの体重と体脂肪率の目安
一般的に細マッチョと呼ばれる体型の目安は、体脂肪率10~15%、BMI22前後です。
これを基準にすると、身長165cmでは約60kg、170cmでは約64kg、175cmでは約67kg、180cmでは約71kg、185cmでは約75kg前後が一つの目安になります。
これらはあくまで標準値であり、実際には筋量や骨格によって前後します。
本記事では体脂肪率とBMI指数から算出した身長ごとの標準的な体重の基準値を0.5cm刻みで詳細にご紹介します。
この記事の執筆者

この記事を執筆したのは当サイト所属選手・執筆監修者であるJOC元強化指定選手・現フィジークの上岡颯選手です。
テコンドー主戦績
(2009~2020)
JOC全日本ジュニア選手権準優勝
全日本選手権東日本地区大会優勝
全日本学生選手権準優勝
全日本選手権準優勝
2020年度強化指定選手
フィジーク主戦績
(2023~)
マッスルゲート北関東2優勝

細マッチョとは?

細マッチョとは、きっちりとした基準があるわけでなく、あくまでも一般的なイメージ・概念ですので、当然ながら明確な基準があるわけではありません。
しかしながら、一般的な概念としては、「体脂肪が少なく腹筋が割れて見える」「過度に筋肉がつきすぎていない」といったものがありますので、おおよその基準値として以下のことが言えるでしょう。
体脂肪率:腹筋が割れる10~15%前後
BMI値:中央値の22前後
体脂肪率とBMI指数について

体脂肪率とは、体重における脂肪の割合のことで、以下のように算出できます。
除脂肪体重(kg)=体重(kg)ー筋肉重量(kg)ー骨格重量(kg)ー体液(kg)
体脂肪率(%)=除脂肪体重(kg)÷体重(kg)×100
このように算出できますが、一般的には体脂肪率計つきの体重計で測定するのが簡便です。
一方、BMI指数とは「Body Mass Index」の頭文字をとった略号で、身長と体重の関係性を数値化した肥満指数のことを言います。BMI指数の算出計算式は次の通りです。
BMI=体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)]
例えば、体重70kg身長180cmの場合、BMI値は70÷(1.8×1.8)≒21.6となります。
なお、標準体重の範囲とされるBMI値は18.5~25で、BMI指数における標準体重の中央値とされる「22」の標準体重を求める数式は以下の通りです。
標準体重=22×身長(m)×身長(m)
身長ごとの細マッチョ標準体重
これらのことから、細マッチョの標準体重はそのBMI指数が22であることを前提に次のようになります。
主要身長別の目安一覧
165cm:約60kg
170cm:約64kg
175cm:約67kg
180cm:約71kg
185cm:約75kg
詳細な身長:細マッチョ標準体重の一覧
以下は、BMI22を基準に算出した、身長別の詳細な細マッチョ標準体重一覧です。
身長165cmの細マッチョ標準体重=59.9kg
身長165.5cmの細マッチョ標準体重=60.3kg
身長166cmの細マッチョ標準体重=60.6kg
身長166.5cmの細マッチョ標準体重=61.0kg
身長167cmの細マッチョ標準体重=61.4kg
身長167.5cmの細マッチョ標準体重=61.7kg
身長168cmの細マッチョ標準体重=62.1kg
身長168.5cmの細マッチョ標準体重=62.5kg
身長169cmの細マッチョ標準体重=62.8kg
身長169.5cmの細マッチョ標準体重=63.2kg
身長170cmの細マッチョ標準体重=63.6kg
身長170.5cmの細マッチョ標準体重=64.0kg
身長171cmの細マッチョ標準体重=64.3kg
身長171.5cmの細マッチョ標準体重=64.7kg
身長172cmの細マッチョ標準体重=65.1kg
身長172.5cmの細マッチョ標準体重=65.5kg
身長173cmの細マッチョ標準体重=65.8kg
身長173.5cmの細マッチョ標準体重=66.2kg
身長174cmの細マッチョ標準体重=66.6kg
身長174.5cmの細マッチョ標準体重=67.0kg
身長175cmの細マッチョ標準体重=67.4kg
身長175.5cmの細マッチョ標準体重=67.8kg
身長176cmの細マッチョ標準体重=68.1kg
身長176.5cmの細マッチョ標準体重=68.5kg
身長177cmの細マッチョ標準体重=68.9kg
身長177.5cmの細マッチョ標準体重=69.3kg
身長178cmの細マッチョ標準体重=69.7kg
身長178.5cmの細マッチョ標準体重=70.1kg
身長179cmの細マッチョ標準体重=70.5kg
身長179.5cmの細マッチョ標準体重=70.9kg
身長180cmの細マッチョ標準体重=71.3kg
身長180.5cmの細マッチョ標準体重=71.7kg
身長181cmの細マッチョ標準体重=72.1kg
身長181.5cmの細マッチョ標準体重=72.5kg
身長182cmの細マッチョ標準体重=72.9kg
身長182.5cmの細マッチョ標準体重=73.3kg
身長183cmの細マッチョ標準体重=73.7kg
身長183.5cmの細マッチョ標準体重=74.1kg
身長184cmの細マッチョ標準体重=74.5kg
身長184.5cmの細マッチョ標準体重=74.9kg
身長185cmの細マッチョ標準体重=75.3kg
そして、体重だけではなく、この体重で体脂肪率が10~15%程度になるように筋肉質になった身体が細マッチョと言えるでしょう。
理想的な細マッチョ体型とは

細マッチョ体型には明確な定義というものは存在しませんが、細マッチョ体型を競う公式競技であるフィジーク競技の審査基準が、おおむね細マッチョ体型の基本と言えます。
上図のように、発達すべき筋肉と過度に発達すべきでない筋肉が定められており、これに従いトレーニングしていくと「あぁ、細マッチョだなぁ」と一般的に感じられる体型になっていきます。
下の動画は、HAYATE選手が実際に優勝したフィジーク競技の大会の様子です。参加選手の体型を見れば、まさに理想的な細マッチョ体型であることがわかります。
詳しくは下記の記事をご参照ください。


なお、トレーニング対象となる各筋肉の構造や作用については下記のデジタル図鑑をご参照ください。

細マッチョになるための2通りのアプローチ

一部の体脂肪率が低くて筋肉質な人をのぞき、ほとんどの人が最初から細マッチョではありません。多くは「痩せ体質」または「ぽっちゃり体質」のいずれかです。
細マッチョになるためには、「痩せ体質」と「ぽっちゃり体質」ではアプローチの仕方が変わってくるのは当然で、簡単に表現すると以下のようになります。
①痩せ体質の場合:まずバルクアップ筋トレを行う(筋肉量を増やす)
②ぽっちゃり体質の場合:まず身体作り筋トレを行う(体脂肪を減らす)
この異なる二つのアプローチはターゲットにする筋繊維の種類とそれに最適なトレーニング方法(負荷回数設定)もおのずと異なってきますが、それは次の項目で解説します。
細マッチョ筋トレの負荷回数設定
ターゲットにする筋繊維に最適な反復回数

筋トレ対象となる筋肉=骨格筋は、筋繊維が束状になり構成されています。そして、その筋繊維は主に2種類(速筋と遅筋)に分類され、さらに速筋は2タイプ(TYPEⅡa・TYPEⅡb)に分類されます。これらの各筋繊維タイプにはそれぞれに特性があり、トレーニングに対する反応や適正な負荷回数設定も異なります。
①遅筋(筋繊維タイプⅠ)
60秒を超えるような持続的かつ持久的な運動において、中心となって収縮する筋繊維タイプです。レジスタンストレーニングをしてもあまり筋肥大は起こさず、筋スタミナや筋密度が向上する傾向にあります。筋力トレーニングでは20回以上の反復で限界がくるような負荷回数設定でトレーニングを実施します。
②速筋(筋繊維タイプⅡa)
30~60秒程度の短時間の持続的な瞬発運動において、中心となって収縮する筋繊維タイプです。レジスタンストレーニングによって筋肥大するとともに筋スタミナも向上する傾向にあります。筋力トレーニングでは12~15回程度の反復で限界がくるような負荷回数設定でトレーニングを実施します。
③速筋(筋繊維タイプⅡb)
30未満の極めて短時間かつ瞬発的な運動において、中心となって収縮する筋繊維タイプです。レジスタンストレーニングによって強く筋肥大する傾向にあります。筋力トレーニングでは6~12回程度 程度の反復で限界がくるような負荷回数設定でトレーニングを実施します。
骨格筋を構成している筋繊維には大きく分けて速筋と遅筋の2種類があります。速筋は白っぽいため白筋とも呼ばれます。収縮スピードが速く、瞬間的に大きな力を出すことができますが、長時間収縮を維持することができず張力が低下してしまいます。遅筋は赤みがかった色から赤筋とも呼ばれます。収縮のスピードは比較的遅く、大きな力を出すことはできませんが、疲れにくく長時間にわたって一定の張力を維持することができます。
▼厚生労働省公式ページ
参照記事:筋トレ目的別の適切な負荷回数設定
以上のことから、細マッチョ筋トレでは逞しくしたい部分は「速筋(筋繊維タイプⅡb)」を、適度に筋肥大させたい部分は「速筋(筋繊維タイプⅡa)」を、筋肥大させたくない部分は「遅筋(筋繊維タイプⅠ)」をターゲットにトレーニングを行えばよいことがわかります。
これらに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

細マッチョになる筋トレメニュー
フィジーク選手の実際の筋トレメニュー

下記の記事では、いわゆる細マッチョ的なプロポーションと筋肉の美しさを競う競技である「フィジーク」向きの筋トレメニュー(週4回・週5回の部位分割トレーニング)を、実際にフィジーク競技で優勝歴もある選手のプログラムをベースにして解説します。


フィジーク選手執筆の細マッチョ筋トレトップページはこちら
実際の減量食事メニュー


具体的な細マッチョ筋トレ

トレーニング方法別の細マッチョメニュープログラムについては下記をご参照ください。
チューブ筋トレの細マッチョメニュー
ダンベル筋トレの細マッチョメニュー
なお、最新の筋トレメニュープログラムは下記の記事をご参照ください。

細マッチョ自宅筋トレメニュー完全版|自重+チューブの一週間の組み方
細マッチョジム筋トレメニュー完全版|マシンの使い方と一週間の組み方
また、全トレーニング種目の解説は以下の記事をご参照ください。
筋トレのバイブル

細マッチョ向き筋トレ種目解説
自重トレーニング種目
腕立て伏せ
ディップス
パイクプッシュアップ
懸垂(チンニング)
腹筋運動(クランチ・レッグレズ)
自重スクワット
ダンベルトレーニング種目
ダンベルプレス
ダンベルフライ
ダンベルショルダープレス
ダンベルサイドレイズ
ダンベルローイング
ダンベルカール
ダンベルスクワット
マシントレーニング種目
スミスマシンベンチプレス
マシンチェストプレス
マシンチェストフライ
ケーブルフライ
スミスマシンショルダープレス
マシンショルダープレス
ケーブルデルタレイズ
スミスマシンナローベンチプレス
ケーブルプレスダウン
ケーブルキックバック
ケーブルローイング
ケーブルラットプルダウン
マシンカール
ケーブルカール
マシンクランチ
トルソーローテーション
ケーブルクランチ
スミスマシンスクワット
マシンレッグプレス
バーベルトレーニング種目
バーベルベンチプレス
バーベルショルダープレス
バーベルフレンチプレス
バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーロー
バーベルカール
バーベルスクワット
格闘技に特化したトレーニング記事集

細マッチョ体型は「見た目」を整えることが目的ですが、格闘技や競技スポーツでは、それだけでは不十分です。実戦では、筋肉の大きさよりも「力を伝え続けられる身体構造」や「動作に直結する筋力」が求められます。
当サイトでは、元JOC強化指定選手およびその指導者による実体験に基づき、競技力向上に直結するトレーニング解説記事を多数公開しています。見た目だけでなく、実際に使える身体を作りたい方は、以下の記事も参考にしてください。






部位分割メニュー例

週2・3・4回の部位分割筋トレメニュー
主な筋トレ種目一覧

図解付き主要種目の一覧ページ
下記にリンクしています主要種目の個別解説記事は、動画だけでなく一目で理解しやすい図解付きでフォームについて説明しています。
自重トレーニング
腕立て伏せ(大胸筋)パイクプッシュアップ(三角筋)
ベンチディップス(上腕三頭筋)
懸垂(背筋群)
バックエクステンション(背筋群)
逆手懸垂(上腕二頭筋)
自重スクワット(下半身)
チューブトレーニング
チューブチェストプレス(大胸筋)チューブチェストフライ(大胸筋)
チューブショルダープレス(三角筋)
チューブキックバック(上腕三頭筋)
チューブローイング(背筋群)
チューブカール(上腕二頭筋)
チューブレッグプレス(下半身)
ダンベルトレーニング
ダンベルプレス(大胸筋)ダンベルフライ(大胸筋)
ダンベルショルダープレス(三角筋)
ダンベルサイドレイズ(三角筋)
ダンベルキックバック(上腕三頭筋)
ダンベルローイング(背筋群)
ダンベルカール(上腕二頭筋)
ダンベルスクワット(下半身)
マシントレーニング
マシンチェストプレス(大胸筋)ケーブルフライ(大胸筋)
スミスマシンベンチプレス(大胸筋)
マシンショルダープレス(三角筋)
ケーブルプレスダウン(上腕三頭筋)
ラットプルダウン(背筋群)
ケーブルローイング(背筋群)
スミスマシンデッドリフト(背筋群)
ケーブルカール(上腕二頭筋)
マシンレッグプレス(下半身)
スミスマシンスクワット(下半身)
バーベルトレーニング
バーベルベンチプレス(大胸筋)バーベルショルダープレス(三角筋)
ナローベンチプレス(上腕三頭筋)
バーベルデッドリフト(背筋群)
バーベルベントオーバーロウ(背筋群)
バーベルグッドモーニング(背筋群)
バーベルカール(上腕二頭筋)
バーベルスクワット(下半身)


