この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員が執筆した専門記事です。なお、生物学記事のオリジナル画像は、教育目的での使用に限り、参照リンク付きでの転載を許可しています。

【恐竜大きさランキング図鑑】人や現生哺乳類との比較イラスト画像もまじえて生物学学芸員が解説

博物館学芸員として30年以上の勤務実績がある筆者が、恐竜の大きさを学術記事や資料から科学的に検証し、それらをランキングするとともに人間や現生動物との比較画像を用いながら解説します。

本ランキングは、主要な復元研究・骨格標本・質量推定モデルをもとに、最大級個体を基準として評価しています。

なお、本記事の画像は、学術的検証に基づき当サイトが科学的に作成したオリジナル復元画像です。

執筆者・監修者・運営者情報

有名恐竜の大きさ比較ランキング

第1位:ブラキオサウルス

推定全長:約23〜25m
推定体重:約40〜60トン

ブラキオサウルスは、本ランキング中で最大の体格を持つ恐竜です。特に前脚が長く、肩の高さが約6m以上、頭部は最大で地上12〜13mに達します。

体重・高さ・体積すべてにおいて突出しており、陸上脊椎動物史上でも最上位クラスに属します。

第2位:ティラノサウルス

化石資料と学術研究に基づいて復元したティラノサウルス(Tyrannosaurus rex)。白亜紀後期に生息した最大級肉食恐竜の生態再現イメージ

推定全長:約12〜13m
推定体重:約8〜9トン

最大級の肉食恐竜として確実な標本が複数存在する種です。近年の研究では、最大個体「スー」などを基準に、体重9トン前後と推定されています。

肉食恐竜の中では最重量級であり、単体の捕食者としては史上最大級といえます。

第3位:トリケラトプス

推定全長:約8〜9m
推定体重:約6〜10トン

大型角竜類の代表種で、体長はやや短いものの、胴体が極めて太く、重量は非常に大きい恐竜です。
近年は体重8トン以上とする推定も増えており、ティラノサウルスと同等かそれ以上の重さを持つ個体もいた可能性があります。

第4位:アロサウルス

推定全長:約8.5〜9.5m
推定体重:約2〜3トン

ジュラ紀最大級の肉食恐竜で、骨格標本が豊富なためサイズ推定の信頼性が高い種です。

ティラノサウルスほどの重量はありませんが、当時の生態系では頂点捕食者として君臨していました。

第5位:アンキロサウルス

化石資料と学術研究に基づいて復元したアンキロサウルス(Ankylosaurus magniventris)。白亜紀後期ヘルクリーク層の環境を再現した学術イラスト

推定全長:約6〜8m
推定体重:約6〜8トン

体長は中型ですが、全身を覆う骨板と極端に分厚い体型により、重量は非常に大きい恐竜です。「歩く装甲車」ともいえる存在で、体重だけ見ればアロサウルスを大きく上回ります。

第6位:ステゴサウルス

後期ジュラ紀モリソン層に生息していたステゴサウルス(Stegosaurus stenops)の骨格化石に基づく学術的復元イラスト

推定全長:約6〜9m
推定体重:約3〜5トン

背中の骨板で有名なステゴサウルスは、見た目に反して比較的軽量です。体高はあるものの、胴体が細く、重量面では他の大型恐竜より控えめになります。

大型肉食恐竜TOP5

肉食恐竜は「体長」と「体重」の両方で評価する必要があります。本ランキングは、確実な化石記録に基づく最大級推定を基準としています。

第1位:ティラノサウルス

化石資料と学術研究に基づいて復元したティラノサウルス(Tyrannosaurus rex)。白亜紀後期に生息した最大級肉食恐竜の生態再現イメージ

推定全長:約12〜13m
推定体重:約8〜9トン

史上最大級の肉食恐竜であり、最重量級の捕食者です。骨格保存率が高く、サイズ推定の信頼性も極めて高い種です。

第2位:スピノサウルス

推定全長:約14〜18m
推定体重:約6〜8トン

体長では最長クラスですが、水生適応型のため体型は細長く、重量ではティラノサウルスに及びません。

第3位:ギガノトサウルス

推定全長:約12〜13m
推定体重:約6〜8トン

南米産巨大獣脚類で、ティラノサウルスと並ぶサイズを誇ります。

第4位:カルカロドントサウルス

推定全長:約12〜13m
推定体重:約5〜7トン

アフリカ産の大型捕食者で、歯の形態から高速捕食に適応していたと考えられています。

第5位:アロサウルス

推定全長:約8.5〜9.5m
推定体重:約2〜3トン

ジュラ紀最大級の捕食恐竜で、生態研究が最も進んでいる種のひとつです。

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【肉食恐竜大きさランキング】トップ10を博物館学芸員が科学的に解説
博物館学芸員として30年以上の勤務実績がある筆者が、化石標本と学術研究に基づき、確認されている中で最大級の肉食恐竜を体長基準でランキング形式にまとめます。推定値には研究間で差があるため、信頼性の高い資料をもとに慎重に整理しています。 第...

大型草食恐竜TOP5

草食恐竜は史上最大級の陸上動物群を形成しており、特に竜脚類が圧倒的なサイズを誇ります。

第1位:ブラキオサウルス

推定全長:約23〜25m
推定体重:約40〜60トン

高さと重量の両面で突出しており、本ランキング最大の恐竜です。

第2位:マメンチサウルス

推定全長:約25〜35m
推定体重:約25〜45トン

首の長さが極端に長く、体長では最上位クラスに入ります。

第3位:ディプロドクス

推定全長:約25〜30m
推定体重:約15〜25トン

細長い体型を持つ代表的巨大竜脚類です。

第4位:アルゼンチノサウルス

推定全長:約30〜35m
推定体重:約60〜80トン

断片標本ながら、史上最大級の可能性が高い草食恐竜です。

第5位:パタゴティタン

推定全長:約30m前後
推定体重:約55〜70トン

近年発見された最大級竜脚類で、復元精度も高い種です。

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【草食恐竜大きさランキング】トップ10を博物館学芸員が科学的に解説
博物館学芸員として30年以上の勤務実績がある筆者が、化石標本と学術研究に基づき、確認されている中で最大級の草食恐竜を、体長・体重の両面から総合的に評価し、ランキング形式で整理します。 第1位:アルゼンチノサウルス 推定全長:約30〜...

大型武装恐竜TOP5

防御構造を発達させた恐竜は、体長以上に「重量」と「装甲性」が重要になります。

第1位:トリケラトプス

化石資料と最新研究に基づいて復元したトリケラトプス(Triceratops horridus)。白亜紀後期ヘルクリーク層の環境を再現した学術イラスト

推定全長:約8〜9m
推定体重:約6〜10トン

角竜類最大級であり、重量では肉食恐竜に匹敵します。

第2位:アンキロサウルス

化石資料と学術研究に基づいて復元したアンキロサウルス(Ankylosaurus magniventris)。白亜紀後期ヘルクリーク層の環境を再現した学術イラスト

推定全長:約6〜8m
推定体重:約6〜8トン

最強クラスの装甲を持つ恐竜で、防御性能は史上最高水準です。

第3位:ステゴサウルス

後期ジュラ紀モリソン層に生息していたステゴサウルス(Stegosaurus stenops)の骨格化石に基づく学術的復元イラスト

推定全長:約6〜9m
推定体重:約3〜5トン

背板と尾のスパイクを備えた代表的防御型恐竜です。

第4位:パキケファロサウルス

推定全長:約4.5〜5m
推定体重:約400〜500kg

頭骨が極端に厚く、衝突行動に適応した特殊な防御型恐竜です。

第5位:エウオプロケファルス

推定全長:約5.5m
推定体重:約2トン

アンキロサウルス類の中でも保存状態の良い代表種です。

大型海生恐竜TOP3

※以下は恐竜と同時代に海中で繁栄した海生爬虫類であり、分類学上は恐竜ではありません。

第1位:シャスタサウルス(ショニサウルス)

alt="後期三畳紀の外洋を遊泳するショニサウルス(Shonisaurus popularis)の学術的復元図。細長い流線型の体型、長い吻部、小型背ビレ、縦型尾ビレを備えた魚竜類の形態を化石資料に基づき忠実に再現した古生物イラスト

推定全長:約18〜21m

史上最大級の海生爬虫類です。

第2位:モササウルス

後期白亜紀の浅海を遊泳するモササウルス(Mosasaurus)の学術的復元図。横扁した体型と縦型尾ビレ、円錐状の歯を備えた大型海生トカゲ類の形態を化石資料に基づき忠実に再現した古生物イラスト

推定全長:約13〜17m

当時の海洋生態系における最上位捕食者でした。

第3位クロノサウルス

クロノサウルス(Kronosaurus queenslandicus)を、化石資料に基づいて再現した学術的復元図。白亜紀前期の外洋を泳ぐ大型首長竜類の姿を描いている。

推定全長:約10〜11m

最強クラスの咬合力を持っていました。

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【海の恐竜大きさランキング】トップ10を博物館学芸員が科学的に解説
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大型飛翔恐竜TOP3

※以下は翼竜類であり、分類学上は恐竜ではありません。

第1位:ケツァルコアトルス

後期白亜紀の氾濫原に立つケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)の学術的復元図。極端に長い頸部と無歯の嘴、四足姿勢で立つアズダルコ科翼竜の形態を化石資料に基づき忠実に再現した古生物イラスト

推定翼開長:約10〜11m

史上最大の飛翔動物です。

第2位:ハツェゴプテリクス

推定翼開長:約10m前後

極めて頑丈な巨大翼竜です。

第3位:プテラノドン

プテラノドン(Pteranodon longiceps)を、化石資料と研究成果に基づいて再現した学術的復元図。白亜紀後期の北米沿岸上空を滑空する翼竜の姿を描いている。

推定翼開長:約6〜7m

研究が最も進んでいる翼竜です。

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恐竜と現生哺乳類の比較画像

ティラノサウルスとホッキョクグマ

推定全長:約12〜13m(ティラノサウルス)/約2.5〜3m(ホッキョクグマ)
推定体重:約8〜9トン/約600〜700kg

ティラノサウルスは史上最大級の陸上肉食動物であり、現生最大級の肉食獣であるホッキョクグマを体格・重量ともに大きく上回ります。並べて比較すると体重差は10倍近くに達し、捕食者としてのスケールがまったく異なる存在であったことが分かります。

ブラキオサウルスとアフリカゾウ

推定全長:約22〜25m(ブラキオサウルス)/約6〜7m(アフリカゾウ)
推定体重:約35〜45トン/約6〜7トン
推定頭高:約12〜13m/約4m

ブラキオサウルスは史上最大級の陸上動物であり、現生最大の陸生哺乳類であるアフリカゾウと比較しても圧倒的な高さと質量を誇ります。体重は約6倍以上に達し、高木の葉を直接食べることが可能な巨大な首が最大の特徴です。

トリケラトプスとシロサイ

推定全長:約8〜9m(トリケラトプス)/約3.5〜4m(シロサイ)
推定体重:約6〜10トン/約2〜2.5トン

トリケラトプスは強力な角と分厚いフリルを備えた防御特化型恐竜であり、現生最大級の草食獣であるシロサイを体格・重量ともに上回ります。防御力と攻撃力を兼ね備えた完成度の高い草食恐竜です。

モササウルスとシャチ

推定全長:約13〜17m(モササウルス)/約6〜8m(シャチ)
推定体重:約10〜15トン/約4〜6トン

モササウルスは白亜紀後期の海洋生態系における最上位捕食者であり、現生最強クラスの捕食者であるシャチを大きく上回る体格を持っていました。咬合力と遊泳能力を兼ね備えた、史上最強クラスの海生捕食者です。

ケツァルコアトルスとコンドル

推定翼開長:約10〜11m(ケツァルコアトルス)/約3m(コンドル)
推定体重:約200〜250kg/約10〜15kg

ケツァルコアトルスは史上最大の飛翔動物であり、現生最大級の飛翔鳥類であるコンドルを大きく上回るサイズを誇ります。四足歩行からの跳躍離陸能力を持ち、巨大な体を維持したまま飛行可能だった極めて特殊な翼竜です。

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