この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員が執筆した専門記事です。

【日本産カマキリ種類図鑑】種ごとのサイズ・色・特徴(見分け方)をフリー画像をまじえて解説

日本に分布する5種類のカマキリの名前・種類ごとの特徴(大きさ・色まど)について、生物学博物館学芸員の筆者が解説します。

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オオカマキリ


学名:Tenodera aridifolia

オオカマキリは日本に分布するカマキリのなかでも最大の種で、体長10cm弱にもなります。緑色型と褐色型のカラーバリエーションがあり、チョウセンカマキリやウスバカマキリに似ていますが、後ろ翅の付け根付近の大部分が暗紫褐色であることで見分けられます。

オオカマキリとはどんなカマキリ?

オオカマキリ (Tenodera aridifolia)は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。体長オス68 – 92mm、メス77 – 95mm。前基節基部間は淡褐色で後翅は紫褐色となる個体が多い。全体的に緑系の体色個体が多いが、茶系統の体色を持つ個体も存在する。南方へ行くほど大型化する傾向が強く、高標高地や北海道産は小型で100mmに達する事はないが、九州産の個体は大きく、オスでもメスに負けない体長と大きさになることがある。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/オオカマキリ

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チョウセンカマキリ


学名:Tenodera angustipennis

チョウセンカマキリはオオカマキリに次ぐ大型種で、最大体長9cmほどになります。オオカマキリよりもややスレンダーな体形をしています。オオカマキリ同様に緑色型と褐色型のカラーバリエーションがあり、後翅の前縁部と中央に並ぶ暗褐色の短い筋で見分けることができます。

チョウセンカマキリとはどんなカマキリ?

チョウセンカマキリ(学名:Tenodera angustipennis)は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。単にカマキリともよばれる。体長オス65 – 80mm、メス70 – 90mm。オオカマキリによく似ているが、やや小さい。前基節基部間は橙赤色。後翅の前縁部と中央部に濃褐色短条が並ぶ。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/チョウセンカマキリ

ウスバカマキリ


学名:Mantis religiosa

ウスバカマキリは体長7cm弱の中型種で、淡い緑色または茶色のカラーバリエーションがあります。前脚の基節内側にある黒い楕円形紋で見分けることができます。

ウスバカマキリとはどんなカマキリ?

ウスバカマキリ (Mantis religiosa)はカマキリ目カマキリ科に属す昆虫。日本では本州、四国、九州、南西諸島に分布するが、オオカマキリやハラビロカマキリなどに比べて数は少ない。オオカマキリなどに比べ羽部の色が薄い。緑色型と褐色型が普通だが、稀に黄金型もいる。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウスバカマキリ

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ハラビロカマキリ


学名:Hierodula patellifera

ハラビロカマキリは体長7cm前後の中型のカマキリで、他種よりも幅が広くずんぐりとした体形をしています。体色は緑色型がほとんどで褐色型はほとんど見られません。前翅に白い斑点があることと、前脚基節前縁に3~5個の突起があることで見分けられます。

ハラビロカマキリとはどんなカマキリ?

ハラビロカマキリ (Hierodula patellifera)は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。体長はオス45 – 65mm、メス52 – 71mm。他のカマキリに比べ相対的に前胸が短く、腹部は幅広い。成虫の前翅に白色の紋があるのが特徴。体色は緑色の個体が多いが、紫色がかった褐色の個体も見られる。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ハラビロカマキリ

コカマキリ


学名:Statilia maculata

コカマキリは体長5~6cmの小型のカマキリです。カラーバリエーションとしてはほとんどの個体が褐色型ですが、まれに緑色型の個体も見られます。前胸腹板の黒色帯、前脚基節および腿節内側の黒い模様で見分けられます。

コカマキリとはどんなカマキリ?

コカマキリ (Statilia maculata)は、カマキリ目カマキリ科の昆虫。オスは36-55mm、メスは46-63mm。草原、林縁、林内に生息。鎌の内側に白と黒の帯がある。体色は褐色のものがほとんどだが、稀に緑色型の個体が見られる。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/コカマキリ

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