この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員が執筆した専門記事です。

【猛獣種類一覧図鑑】最強の肉食獣・草食獣とその大きさをランキング形式で解説

猛獣と呼ばれる大型哺乳類(肉食獣・草食獣)をその大きさや強さの順にランキング形式でご紹介します。なお、ランキングは30年以上生物学の博物館学芸員をしている筆者の知見に基づいて決定しました。

猛獣とは

猛獣(もうじゅう)とは、大型で獰猛な、基本的には捕食性の肉食の哺乳類のことである。ライオン、トラ、オオカミ、クマなどが代表的である。そのような獣であれば肉食獣に限らず、草食動物(ゾウ、ウシ、カバ、サイなど)や雑食性動物(クマ、イノシシなど)に対してもこの語が使われることもある。

引用:Wikipedia「猛獣」

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1位ゾウ

学名:Loxodonta africana

英名:African elephant

アフリカゾウは現生で世界最大の哺乳動物で、最大体長6.5m・体重10tにもなります。牙(門歯)の長さも現生ゾウのなかで最長でオスでは最大350cm、メスでも立派な牙があります。
アジアゾウに比べると耳が大きく、これは放熱の役目があると考えられています。

その巨大な体躯と強靭な牙で、圧倒的に最強猛獣であると言えるでしょう。

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2位シロサイ


学名:Ceratotherium simum

英名:White rhinoceros

シロサイはアフリカ大陸南部を中心に分布しているサイで、体重3.5tとサイ類中最大の種類です。鎧のような皮膚はライオンの牙すら跳ね返す防御力があり、また突進力と角のコラボはどんな肉食獣も寄せつけません。

3位カバ

学名:Hippopotamus amphibius

英名:Common hippopotamus

カバは半水生の草食哺乳類で、その体長3~4.5m・体重1300~2000kgにもなる大型獣です。半水生に適応した頭部構造を持っており、目・鼻・耳が一直線に並び、身体のほとんどを水中に没したまま周囲をうかがうことができます。

その長い牙は餌となる木の根を掘り起こすのに役立つほか、外敵から身を守る際の屈強な武器ともなります。

なお、非常に気性が荒いことで知られ(縄張り意識が強い)、猛獣による人間の被害のトップが実はカバによる襲撃です。

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4位ホッキョクグマ

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学名:Ursus maritimus

英名:Polar bear

ホッキョクグマは世界最大の肉食陸上哺乳類として知られています。その性格は極めて獰猛で、その巨大な体躯と合わせて肉食獣で最強と考えられていますが、生息域が他の大型肉食獣(主に熱帯)と異なるため、直接的に戦うことはありません。

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5位トラ

学名:Panthera tigris

英名:Tiger

トラは最大体長280cm・最大体重300kgと、250cm250kgのアフリカライオンに比べても大きく、ネコ科猛獣のなかでも最大の種類です。ネコ科最強と言える存在です。

トラは群れを作らず単独で生活し、大きなものではスイギュウ・イノシシ・シカなどを捕食しています。

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6位アフリカスイギュウ

学名:Syncerus caffer

英名:African buffalo

アフリカ大陸に分布するアフリカスイギュウで、警戒心が強く気性も激しい草食獣です。体重は最大900kgと肉食猛獣よりはるかに巨大で、またその長大な角は時にライオンを一突きで倒してしまいます。

7位ライオン

学名:Panthera leo

英名:Lion

ライオンはアフリカ大陸からインド亜大陸にかけて分布する大型のネコ科肉食獣で、トラにつぐ大きさです。オスの体重は200kg前後にもなり、群れで大型草食獣を狩る(狩りは主にメスの役目)ことであまりに有名です。

ライオンは百獣の王とも呼ばれますが、1個体の強さとしては意外とランキングは高くありません。

8位セイウチ

学名:Odobenus rosmarus

英名:Walrus

セイウチは北極圏に暮らす大型の海獣です。大きなオスでは体長3.5m体重1.2tにもなり、さらに長大な牙を持つため、北極圏の猛獣であるホッキョクグマでさえ争いを避けます。

9位オオカミ

学名:Canis lupus

英名:Wolf

オオカミは亜種によって差異はあるものの、体長100~160cm・体重20~50kgと現存するイヌ科のなかでも最大種です。オオカミは雌雄のペアを中核とした、高度に組織化された10頭前後の群れで狩りをしています。げっ歯類やウサギなどの小型哺乳類、イノシシやヤギなど中型の哺乳類を中心に捕食していますが、時には群れでヘラジカなどの大型哺乳類を狩ることもあります。

10位ゴリラ

学名:Gorilla gorilla

英名:Gorilla

ヒト科のなかでは最も大きくなる種類で、標準的なオスで180cm180kgにもなります。また、力も強く、その握力は400~500kgもあることでも有名です。

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