
リソロフス(Lysorophus)の分類上での位置、化石から推定されている大きさと形態、発見された地層からわかる生息年代、生態的特徴について生物学の学芸員が解説します。
本種の分類学上の位置づけ
リソロフスはレポスポンディル類リソロフィア目に属する四肢動物で、細長い体形と高度な地中生活適応を示す系統です。欠脚類とは近縁ですが四肢の痕跡を保持し、初期四肢動物の多様な生活様式を示す重要な分類群とされています。
本種の大きさと形態的特徴
全長は約20〜40cmで、円筒形の細長い体と短い尾を持ちます。頭骨は小型で吻部が尖り、椎骨数が多く柔軟性の高い体幹を備えます。四肢は極めて小さく、地中や泥中を掘り進むのに適した形態です。
本種が生息していた年代
後期石炭紀から前期ペルム紀にかけての地層から産出し、約3億500万〜2億8000万年前の北アメリカ内陸の河川氾濫原や湿地環境に生息していました。
本種の生態的特徴について
乾燥期には泥中に潜る地中性の生活を送り、ミミズ状の無脊椎動物や小型節足動物を捕食していたと考えられます。水中生活への適応も残しつつ、地下生活に特化した両生類的生態を持っていました。
古代生物図鑑


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