この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員が執筆した専門記事です。

【ピクシーシュリンプの飼育法】癒しエビの水換え・餌やり・飼育水温・繁殖・寿命やセット販売価格を解説

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ピクシーシュリンプ(ホロホロシュリンプ)の飼育方法(水換え・水温・餌やり・繁殖・寿命)について解説するとともに、通販での入手方法や販売店・価格をご紹介します。

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ピクシーシュリンプとは?

ハワイ原産のヌマエビの一種

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ピクシーシュリンプはハワイ・オワフ島と周辺の小島だけに生息する汽水性(海水と淡水の混水)のヌマエビの一種で、現地の呼び名にちなんでホロホロシュリンプとも呼ばれます。

野生の生息環境は、海岸沿いの溶岩性の窪地で、時おり流れ込む雨水と波の水だけに依存して生息しています。

このため、酸欠に強いことから小瓶などでも飼育でき、若い女性を中心に、癒しエビとして飼育人気が高まっています。

こちらが、小瓶で飼育されているピクシーシュリンプの動画です。小さくて愛らしいですね。

妖精(ピクシー)のような姿が名前の由来です。

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ピクシーシュリンプの飼育方法

ピクシーシュリンプの水かえについて

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ピクシーシュリンプは前述のように酸欠に強く、また小瓶のなかのバクテリアや生えてくる藻類が汚れを分解吸収してくれるので、水換えはほとんど不要です。

それでも、時々は半分ほど水換えをしたほうが、瓶のなかの水質環境が良好に保たれるので、2~3カ月に一度の水換えをするとよいでしょう。

ただし、一度に全ての水換えをすると、瓶のなかの水質環境が激変、水を浄化してくれるバクテリアや藻類が減ってしまうので、必ず半分だけ水を換えてください。

また、水換えには汽水が必要で、淡水で水換えをするのは禁物です。ペットショップなどで、ピクシーシュリンプに必要な塩分やミネラル分が調整された「マイクロウォーター」と呼ばれる専用水が販売されていますので、そちらをご利用ください。

ピクシーシュリンプの適切な飼育水温

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ピクシーシュリンプの原産地は、南国ハワイです。寒さには弱いので、水温15℃を下回らないように注意しましょう。特に冬場は暖房の効いた部屋に置き、夜間や外出時は加温する必用があります。

できれば、マットヒーターなどの加温装置を用意したほうが無難です。

また、夏の暑さ対策も忘れてはいけません。いくら熱帯のエビとはいえ、水温が30℃を越えないようにしてください。

夏場には保冷剤などを側に置き、水温調整をしましょう。もちろん、直射日光の当たる場所に置くのは厳禁です。

ピクシーシュリンプの餌やりについて

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ピクシーシュリンプは生息水の環境に生える藻類を餌にしています。そして、その排泄物はバクテリアが分解し、再び藻類の栄養になるというバランスで成り立っています。

可愛らしいので、つい餌をあげたくなりますが、餌はあげないでくださいね。

ピクシーシュリンプの繁殖方法

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ピクシーシュリンプは陸封型のヌマエビ類なので、一般的なエビ類と違いゾエア幼生期(プランクトン期)がなく、メスが抱卵した卵から直接あかちゃんエビ(稚エビ)が生まれます。

なお、エビ類全般の特性ですが、メスが抱卵するとペアのオスはメスの脱皮を待ち、脱皮直後に交接を行います。

この時期のメスはとてもストレスに過敏で、落ち着いた隠れ場所などがなければ卵を落としてしまいます。

また、オスとメスのタイミングなどもありますので、繁殖を目指す場合は、最低でも30cm以上の水槽に充分な隠れ場所を作り、オスメスあわせて20~30尾以上で飼育する必用があります。

ピクシーシュリンプの寿命について

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ヌマエビ類・ピクシーシュリンプの寿命は、身体の小ささのわりには意外と長く、上手く育てれば2~3年ほど生きますので、大切に育ててあげてください。

ピクシーシュリンプの入手方法

通販の販売店と価格など

こちらが通販で販売されているピクシーシュリンプの画像です。価格など詳細はご自身で検索してご確認ください。

それでは、癒しのピクシーシュリンプライフを!

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