シッポゴケの育て方と特徴について解説するとともに、栽培に必要な環境(光量・気温・湿度・土質)および水槽(テラリウム)や苔ボトルへの適応度についてもご紹介します。
シッポゴケ目(Dicranales)は、蘚類の目。世界に13科ほどが知られている。引用︰wikipediaシッポゴケ
シッポゴケの分類と学名
シッポゴケ科
Dicranum japonicum
シッポゴケの分布と自生環境
日本全土、朝鮮、中国、ロシアに分布しており、1日数時間ほど木漏れ日が当たる腐植土上に自生しています。
シッポゴケの特徴と育て方
育てるのに必要な光の強さ
本種はやや光を好む傾向にあるため、室内栽培の場合はカーテン越しの日光が1日数時間程度あたる場所で良く育ちます。光が足らないとヒョロヒョロと徒長してしまいます。
育てるのに適切な気温について
本種は高温にやや弱い傾向があるため、夏場は30度を越さない場所に置く必要があります。また、高温の群れにはかなり弱いので気をつけてください。
育てるのに必要な湿度について
本種は比較的高い空中湿度が必要ですので、涼しい時期は密閉栽培が適しています。夏場は涼しくするか、開放栽培でこまめに霧吹きをします。
生育に適した土質とPh
本種は弱酸性〜中性のやや栄養のある土を好みます。
テラリウムやボトルへの適応度
本種はテラリウムやボトルに対する適応度は高く、強めの白色LED照明で十分に生長します。たはだし、高温の蒸れには弱いため、涼しく保つ工夫が必要です。
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