オルタネイトグリップのメリット・デメリットおよび具体的な使い方(握り方)

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

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バーベルデッドリフトで主に使用されるオルタネイトグリップの長所(メリット)・短所(デメリット)についてご紹介するとともに、具体的な使い方(握り方)について解説します。

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オルタネイトグリップとは?

オルタネイトグリップを英語で記載すると”alternate grip”です。その意味を直訳すると「交互に握る」となります。

もちろん、片手ずつ交互に握るとトレーニングになりませんので、これは片手ずつ違う向きに握るという意味です。

具体的には、片方の手は手の平が手前を向くいわゆる順手やノーマルグリップと呼ばれる握り方で、もう片方の手は手の甲が手前を向くいわゆる逆手やリバースグリップと呼ばれる握り方でバーベルシャフトやマシンバーを握るグリップ方法がオルタネイトグリップです。

alternate

語源

ラテン語:altern? (“交互に行う”)、alternus (“交互に”)

動詞

alternate (三単現: alternates, 現在分詞: alternating, 過去形: alternated, 過去分詞: alternated )

交互に起きる。交互に行う。

引用:Wiktionary「alternate」

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オルタネイトグリップのメリット

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オルタネイトグリップには主に2つのメリットがあり、それは以下の通りです。

①両手がノーマルグリップまたは両手がリバースグリップの場合に比べ体勢が前のめりになりにくく、プル系(特にデッドリフト)の種目において背筋群を完全収縮させやすい。

②両手が同じグリップだと左右の腕の筋力差が原因でバーベルが回転しやすくなりますが、オルタネイトグリップで握ることで回転が止められる。

オルタネイトグリップのデメリット

オルタネイトグリップの短所・デメリットは、左右の持ち方が違うことによって、左半身の筋肉と右半身の筋肉に対する効き方に偏りが生じることです。

これは、セットごとに左右の手の握り方を交代していくことで防ぐことができます。

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オルタネイトグリップが有効な種目

Tバーローイング
スミスマシンデッドリフト
ラットマシンプルダウン
ケーブルローイング
ケーブルショルダーシュラッグ

バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーロー
バーベルショルダーシュラッグ

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