
オルソセラスの分類上での位置(祖先や進化種)、化石から推測されている大きさと形態、化石の発掘地層から考えられている生息年代、その他の生態的特徴(食性・行動様式)などを生物学の学芸員が解説します。
本種の分類学上の位置づけ
頭足綱オウムガイ亜綱に属する直殻型の絶滅頭足類で、初期の外殻性頭足類の典型的形態を示す。バクトリテス類などを経てアンモナイトや現生オウムガイへと続く外殻頭足類進化の基盤的グループに位置づけられる。
本種の大きさと形態的特徴
細長い円錐状の直線的殻を持ち、殻長は数cmから長いものでは1m以上に達する。殻内部は隔壁で区切られ、中心またはやや偏在する連室細管によって浮力調整を行った。体は殻の開口部側の体室に収まっていた。
本種が生息していた年代
主に古生代オルドビス紀からデボン紀にかけて繁栄し、浅海性石灰岩中から多産する。特にバルト海沿岸や北米のオルドビス紀層で典型的化石として知られ、当時の海洋生態系を代表する遊泳性捕食者であった。
本種の生態的特徴について
触腕で小型節足動物や三葉虫などを捕らえる肉食性で、殻の浮力を利用して海中を上下移動したと考えられる。直殻は高速遊泳には不利だが待ち伏せ型の捕食に適し、古生代の外洋〜浅海における上位捕食者の一角を占めていた。
古代生物図鑑


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