
スリナコドゥス(Thrinacodus)の分類上での位置(祖先や進化種)、化石から推測されている大きさと形態、化石の発掘地層から考えられている生息年代、その他の生態的特徴(食性・行動様式)などを生物学の学芸員が解説します。
本種の分類学上の位置づけ
スリナコドゥス(Thrinacodus)は軟骨魚類のうちシンモリウム目に属する絶滅サメ類で、ファルカトゥスやステタカントゥスに近縁な初期板鰓類の一群です。ベアガルチ石灰岩の全身化石によって詳細な形態が知られています。
本種の大きさと形態的特徴
全長は約30〜50cmと推定され、細長い体と非常に大きな眼をもつのが特徴です。胸鰭は幅広く、尾鰭は強く異尾型で、低速での機動性に適した体型を示します。
本種が生息していた年代
石炭紀前期(ミシシッピアン世)の海成層から産出し、特にモンタナ州ベアガルチ石灰岩の化石群で知られています。年代は約3億2300万年前とされ、温暖な浅海域に生息していました。
本種の生態的特徴について
極端に大きな眼は低光量環境への適応を示し、夜行性または深めの水深で活動した可能性があります。小型の歯をもち、小型魚類や無脊椎動物を吸い込むように捕食していたと考えられています。
古代生物図鑑


【古代生物種類一覧図鑑】絶滅巨大最強生物たちの画像・動画紹介|古生代・中生代・新生代の一覧
絶滅した古代生物には、現代の動物とは比較にならないほど巨大で、強力な生物が数多く存在していました。本記事では、博物館学芸員として30年以上の研究・展示経験を持つ筆者が、化石資料と学術研究に基づき、古生代・中生代・新生代に繁栄した代表的な...



