
エオドロマエウス(Eodromaeus murphi)は、三畳紀後期に出現した最初期の獣脚類の一つとされる小型恐竜であり、後の肉食恐竜の基本構造をすでに備えていた重要な基盤種です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料と学術研究に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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エオドロマエウスは竜盤類獣脚亜目に属する初期型恐竜で、エオラプトルやタワサウルスと近縁とされる基盤的獣脚類に分類されています。獣脚類が肉食恐竜として本格的に分化する直前段階の形態を示す重要な分類群です。
本種の大きさと形態的特徴

全長は約1.2メートル前後と推定される小型恐竜で、軽量で細身の体型をしていました。後肢が発達し、高い走行能力を備えていたと考えられています。歯は鋭く湾曲しており、肉食性への適応が明確に表れています。
本種が生息していた年代

三畳紀後期カーニアン期(約2億3000万年前)に生息していました。化石はアルゼンチン北西部のイスキグアラスト層から発見されており、恐竜進化初期の重要な化石産地を代表します。
本種の生態的特徴について

小型脊椎動物や大型無脊椎動物を主な餌とする肉食性恐竜で、優れた走行能力を活かした追跡型の捕食行動を行っていたと考えられています。俊敏性を武器とした中小型捕食者として生態系の上位に位置していました。
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