
イグアノドン (Iguanodon anglicus)は、白亜紀前期にヨーロッパを中心に繁栄した大型草食恐竜で、恐竜研究史において極めて重要な位置を占める分類群です。本記事では、分類学的位置づけ、形態的特徴、生息年代、生態的特徴について、化石資料に基づいて解説します。
本種の分類学上の位置づけ
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イグアノドン (Iguanodon anglicus)は、竜盤類サウリスキアに属する鳥盤類で、鳥脚類イグアノドン科を代表する分類群です。後のハドロサウルス類へとつながる進化系列の基盤となった重要な系統とされています。
本種の大きさと形態的特徴

全長は約9〜11mに達すると推定される大型恐竜で、頑丈な体格と発達した後肢を備えていました。最大の特徴は前肢の親指が鋭いスパイク状に変化している点で、防御や採食補助に用いられていたと考えられています。二足歩行と四足歩行を使い分けていました。
本種が生息していた年代

白亜紀前期バレミアン期からアプチアン期(約1億3000万〜1億1500万年前前後)に生息していました。主にイングランド、ベルギー、スペインなどヨーロッパ各地の地層から化石が発見されています。
本種の生態的特徴について
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シダ類や裸子植物、初期被子植物などを幅広く採食する草食性恐竜で、群れで行動していた可能性が高いと考えられています。高い知能と社会性を備えていた可能性も指摘されています。
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