この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。
バーベルドラッグカールは二の腕内側を高負荷で鍛えられるフリーウエイトトレーニングで、女性競技選手の筋力向上に効果的です。
そのやり方と動作ポイント、筋肉に効かせるためのコツ、行う上での注意点などを詳しく解説するとともに、筋トレの目的別(競技向き・ボディーメイク・シェイプアップ)に適切な負荷・重量と回数設定の方法をご紹介します。
バーベルドラッグカールが効果的な筋肉部位は?
二の腕内側に効果がある

バーベルドラッグカールは二の腕内側(上腕二頭筋短頭)に効果があります。
バーベルドラッグカールのやり方・ポイント・コツ・注意点
肘を引いて上腕二頭筋短頭を完全収縮させる
バーベルドラッグカール、基本的にはアイソレーション種目(単関節運動)であるバーベルカールにおいて、意図的に肘を引いて高重量を上腕二頭筋にかけるコンパウンド種目(複合関節運動)とした種目です。
まず、胸を張り、背すじを伸ばし、バーベルを保持して構えたら、そこからまず肘が90度前後になるまでは肘の位置を固定してバーベルを持ち上げます。
そして、肘の角度が90度前後になったら、肩をすくめるように肘を後ろに引き、可能な限りバーベルを高く持ち上げます。
この時に、上腕二頭筋を強く意識して筋肉を完全収縮させてください。
上腕二頭筋が完全収縮したら、同じ軌道でゆっくりと効かせながら元に戻ります。
【正しいやり方と手順】
①胸を張り、背すじを伸ばして構える
②肘が直角程度になるまでは、肘の位置を固定して肘から先だけでバーベルを持ち上げる
③肘が直角程度になったら、肩をすくめるように肘を後ろに引き、上腕二頭筋を完全収縮させる

