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【腕相撲の肘の角度】筋肉の収縮特性を理解して効率的に相手を倒す方法

腕相撲(アームレスリング)で効率的に勝つための肘の角度はどれくらいでしょう?

一般的には肘を鋭角にしたほうが強いとイメージされていますが、実はそうではありません。

腕相撲における腕の筋肉の収縮特性を踏まえて、最適な肘の角度について解説します。


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アームレスリングの主な2つの技

アームレスリングには主に2つの技があり、それは一般的な腕相撲にも応用することができます。その技とはトップロール(吊り手)とフック(噛み手)で、それぞれの概要は以下の通りです。

また、典型的な動画も掲載しますので、あわせてご参照ください。

トップロール(吊り手)

トップロール(吊り手)は、肘を支点としてテコの原理で相手の指先を斜め上後方に吊り上げ、さらに回内回旋(手の甲が上を向く方向に捻る)を加えて、相手の指先から肘を伸ばして倒す技です。ちょうど、くぎ抜きのイメージです。

フック(噛み手)

フック(噛み手)は、回外回旋(手の平が上を向く方向に捻る)を加えながら小指の付け根で相手の手首を押さえ込み、斜め下後方に引き倒す技です。ちょうど、雑巾を絞るイメージです。

※アームレスリングの技は多彩で、このほかにも、後方に捻り上げながら上をとるハイフック(上噛み)や、サイドプレッシャーを使って一気に真横に倒すサイドアタック(横倒し)などがあります。

▼詳細記事

【腕相撲の三つの技】アームレスリングのトップロールとフックとサイドアタック
腕相撲やアームレスリングにおける二大テクニックであり、その長い競技の歴史のなかでしのぎを削っているのが、トップロール(吊り手)とフック(噛み手)ですが、実際の試合の動画をまじえながら、技の特徴を解説します。 トップロール(吊り手)の特長...

全身の力を伝えるためには肘を固定


腕相撲やアームレスリングで勝つためには、全身の力を手に集中させる必要があります。そのためには、下半身から発生する力を体幹で増幅し、肩関節や肘関節といった可動部分でロスをしないようにする必要があります。

このため、肩関節と肘関節は終始固定して動作を行うのが基本です。

これは、トップロール・フック・サイドアタックなどの技の種類を問わずに共通事項です。

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肘の最適角は90度前後

先の2つの動画を確認してもらえば分かりますが、腕相撲(アームレスリング)に最適な肘の角度は90度前後です。

もう少し詳しく言えば、前腕の回旋がもっとも効率的になるよう、トップロールでは90度よりやや広い角度(100°程度)、フックでは直角よりやや狭い角度(80°程度)が最適角です。

一般的なイメージでは肘を鋭く狭めたほうが強いように誤解されていますが、実際はそうではありません。これは、腕相撲における腕の筋収縮が等尺性収縮と呼ばれるものであることに起因しています。

腕相撲は等尺性収縮


筋肉の収縮には主に3種類あり、それは以下の通りです。

〇短縮性収縮(コンセントリック収縮)
筋肉が縮みながら力を発揮する収縮で、もっともイメージしやすい筋収縮です。

〇伸張性収縮(エキセントリック収縮)
筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する収縮で、耐える動作の収縮です。

〇等尺性収縮(アイソメトリック収縮)
筋肉が長さを変えずに力を発揮する収縮で、関節の角度を維持する収縮です。

そして、腕相撲やアームレスリングは肘の角度を固定して行うのが最大効率かつ大原則ですので、使われる収縮形式は等尺性収縮(アイソメトリック収縮)となります。

一般的に等尺性収縮が最大筋力を発揮するのは、筋肉の最大伸展と最大収縮の中間地点となりますので、肘が直角、すなわち肘が完全に伸びた状態と完全に曲がった状態の中間位置となるのです。

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