この記事は30年以上にわたり博物館に務める生物学の学芸員生物多様性保全アドバイザーが執筆した専門記事です。筆者筆者詳細は筆者詳細はこちら。なお、生物学記事のオリジナル画像は、教育目的での使用に限り、参照リンク付きでの転載を許可しています。

【ヤドクガエル種類図鑑|毒性と飼育方法】適切な水槽・温度・湿度・餌と繁殖方法を解説

ヤドクガエルの種類と毒性および飼育方法を解説するとともに、販売されている生体の値段や各種グッズをご紹介します。また、宝石のように美しいカエルたちの写真集も付録しました。

※本記事の写真はフリー画像http://opencage.info/を引用しています。

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ヤドクガエルとはどんなカエル?

南米熱帯地域原産の猛毒を持つ小型ガエル

ヤドクガエルは、南米熱帯雨林地域を中心に分布しているヤドクガエル科に属する小型のカエルで、現在までで9属200種以上が発見されています。

皮膚にアルカロイド系の猛毒を持ち、なかでもバトラコトキシンと呼ばれる毒素を持つフキヤガエル属のモウドクフキヤガエル ・ココエフキヤガエル・アシグロフキヤガエルの三種の毒は致命的な強さで、素手で触ることすら危険とされています。

これらの毒は、ヤドクガエルの餌となるアリやダニの持つ毒素が生体濃縮されたものとする説が有力で、飼育下ではその毒性は失われていきます。

ヤドクの種類と写真集

国内施設で見られる一般的な種類

モウドクフキヤガエル

ヤドクガエル科のなかで最も強い毒を持つのがモウドクフキヤガエルです。

コバルトヤドクガエル

コバルトブルーの体色を持つのがコバルトヤドクガエルです。

キオビヤドクガエル

いかにも危険といった感じの警戒色をしたキオビヤドクガエルは、国内施設で多く見ることができます。

ミイロヤドクガエル

ストライプ模様を持つミイロヤドクガエルも、国内施設で比較的見かける種類です。

ミドリヤドクガエル

ミドリヤドクガエルはキオビヤドクガエルの色違いのようなカラーリングです。

アイゾメヤドクガエル

ヤドクガエルのなかでも最大種となるのが、こちらのアイゾメヤドクガエルです。

イチゴヤドクガエル

真紅の体色を持つイチゴヤドクガエルも、国内施設でたまに見かけられる種類です。

ここからは、ネットのフリー画像のなかから特に美しい美麗種の写真を並べますので、写真集としてご鑑賞ください。

セマダラヤドクガエル

ルグブリスフキヤガエル

以下和名不詳

ヤドクガエルの飼い方

飼育水槽・温度湿度管理・餌・繁殖

飼育ケースのセッティング

ヤドクガエルは、ホームセンターなどで安価に入手できるプラケースに湿らせたミズゴケを敷いた環境で飼育する事ができます。

餌として、ペットショップなどで販売されている餌用のショウジョウバエやコオロギ幼虫を与えますので、プラケースの蓋の網目が細かいものを選んでください。

ヤドクガエルの飼育温度湿度管理

また、常に湿度は必要ですが、よどんだ空気は嫌いますので、水槽用のエアーポンプからごく微量の空気を送るようにするとよいでしょう。この場合、送気の湿度を上げるため、エアーホースの先は湿らせたミズゴケの中に埋めるようにしてください。

なお、寒い時期は市販のマットヒーターなどを利用して、温度が25度前後になるように保温してください。

ヤドクガエルの産卵・繁殖

上手く飼育すれば、まれに産卵することがあります。ヤドクガエルの仲間はアナナス科植物の葉の付け根の水溜まりに産卵しますので、パプカンタスなど小型のアナナス科植物を飼育ケース内に設置しておくとよいでしょう。

ヤドクガエルの寿命

ヤドクガエルは小さな身体のわりに長命で、大切に飼育すれば5~10年ほど生きますので、大切に育ててあげてください。

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