アームレスリング(腕相撲)にローテーターカフ(回旋筋腱板)が重要な理由

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

アームレスリング(腕相撲)には前腕筋群・上腕筋群以外にも重要な筋肉があり、それは肩甲骨と上腕骨をつないでいる回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)=ローテーターカフです。

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ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉

ローテーターカフは四つの筋肉から構成されており、それは以下のとおりです。

肩甲骨前面

肩甲下筋:肩関節の内旋・水平屈曲

肩甲骨後面

棘下筋:肩関節の外旋・外転・内転

棘上筋:肩関節の外転

小円筋:肩関節の外旋・内転

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アームレスリングに重要な筋肉

これらの中でも、アームレスリング(腕相撲)で重要な腕の体幹への固定に必要なのは、肩関節の内旋作用を持つ肩甲下筋と、その拮抗筋である棘下筋です。

いくら、上腕筋群が強くても、この二つの筋肉が弱いと肩関節はブレてしまいます。また、関節基点で数mmのブレは、先端(肘や指先)では数cmのブレとなってしまいます。

アームレスリングの初動において、数cmも先端がブレてしまうと、まず勝つことはできません。

肩甲下筋の鍛え方

インターナルローテーション

肩甲下筋にもっとも有効とされるトレーニングが、動画のようなトレーニングチューブを用いたインターナルローテーションと呼ばれる種目です。

地味な種目ですが、ローテーターカフはインナーマッスルですので、通常のウエイトトレーニングと違い、軽い負荷で高反復回数で実施する必要があります。また、表層の大きな筋肉(三角筋や大胸筋)を動かさないように注意することも非常に重要です。

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棘下筋の鍛え方

エクスターナルローテーション

また、肩関節の固定は前と後ろから挟むような筋力が必要ですので、肩甲下筋だけでなく拮抗筋の棘下筋も鍛えていくことが大切です。

そのために効果的な種目が、インターナルローテーションと逆の動きのエクスターナールローテーションです。

ローテーターカフ筋トレに有効なトレーニングチューブ

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生産しているのは大手アウトドアグッズメーカーのMYDAYS co.,Ltd.で、事前にサンプルを輸入して当代理店でその品質を確認しています。

5本の強度の異なるチューブがセットになっており、全てセットすると約45kgと、ローテーッターカフ以外の自宅トレーニングには十分な負荷になります。

なお、本製品は一般的なトレーニングチューブに比べてカラビナフックが大きく、マズレンコ器具はもちろん、ほとんどの市販ケーブルアタッチメントが装着可能です。

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