【マッスルアップ】最強のハイブリッド自重筋トレの効果のある筋肉部位・やり方・コツを動画で解説

この記事は全日本3位以上・日本代表の各競技選手のみが執筆した専門記事です。

最強の自重トレーニングの一つとして知られるマッスルアップは、懸垂動作に腕立て伏せ(ディップ)を追加したような筋トレ方法で、上半身ほぼ全ての筋肉に爆発的な効果があります。そのやり方・コツを動画をまじえて解説します。

執筆者・監修者・運営者情報

マッスルアップが効果のある筋肉部位

各筋肉の構造や作用および起始停止・支配神経に関しては下記の専門サイトおよび学術文献を参照しています。

| Kenhub
Learn anatomy online: Fast, effective and successful for medicine, nursing and physiotherapy students. Try Kenhub now for free!
Skeletal muscle: A review of molecular structure and function, in health and disease - PMC
Decades of research in skeletal muscle physiology have provided multiscale insights into the structural and functional complexity of this important anatomical t...

Skeletal Muscle: A Brief Review of Structure and Function(PDF)

懸垂動作:僧帽筋・広背筋・上腕二頭筋

pullmuscle_20161127182418158.png

マッスルアップの前半部分、つまり懸垂動作のなかで鍛えられる筋肉は、僧帽筋・広背筋・上腕二頭筋の「上半身の引く筋肉グループ」で二次的に前腕屈筋群にも効果があります。

ディップ動作:大胸筋・三角筋・上腕三頭筋

pushmuscle_20161127182622ced.png

マッスルアップの後半部分、つまりディップ動作に移行した後は大胸筋・三角筋・上腕三頭筋の「上半身の押す筋肉グループ」に効果があり、二次的に前腕伸筋群も鍛えられます。

それでは、次の項目ではマッスルアップの具体的な動画を見ながら、そのやり方のコツについて解説していきます。

スポンサーリンク

マッスルアップの動画

こちらが、マッスルアップのやり方を詳細に解説した動画です。トレーナーがかなり細かく解説していますが、さらにわかりやすくその要点をまとめました。

マッスルアップのやり方・コツ・手順

gatag-00009372.jpg

マッスルアップで最も難しいのが、懸垂動作で身体を引き上げて、バーが胸のラインを超えるまでです。このラインを超えると後はディップを行う筋力さえあれば問題ありません。

マッスルアップの懸垂動作は、通常の懸垂とは大きく異なり、懸垂動作でNGとされる動作(全身の反動を使う動作)で身体を引き上げ、膝を曲げ背中を丸めて行います。その手順は以下の通りです。

①身体をスイングさせて、後方にスイングした瞬間に引き上げ動作を開始する。

②同時に膝を待ち上げ、重心をできる限り上へと移動させる。

③背中を丸め、一気に胸のラインを超える。

この手順のなかでも、②と③の行程は、運動方向が逆ではありますが、バーバル種目のクリーンに似た感覚で行います。

いかに、反動と重心移動でスティッキングポイントを超えるかが共通のポイントです。

スポンサーリンク

マッスルアップのグリップ

Alternate-Grip-Pull-Ups.jpg
AlternateGrip(オルタネイトグリップ)

side_front3-crop.jpg
FalseGrip(フォールスグリップ)

マッスルアップのグリップは大きく二種類が好まれています(通常のグリップだと相当な筋力が必要)。

一つは左右の手を互い違いにグリップするオルタネイトグリップでデッドリフトなどでも使われるグリッピング方法です。筋力にやや自信がない場合はこちらのほうがおすすめです。

もう一つはフォールスグリップと呼ばれる体操競技で使われるグリップ方法で、親指を握りこまず手首の一部もグリップに使用します。体操競技のほか、綱引競技でも使われるグリッピング方法です。スティッキングポイントを越えた後のディップ動作に移行しやすいのがメリットです。

なお、こちらの動画は女性がマッスルアップを行っているものですが(かなり苦戦していますが)、コツさえ覚えれば逆上がりと同様にほとんどの人が行うことができます。

本サイト「GLINT」は、2019年より筋力トレーニングと運動生理学および生物学に関する専門情報を継続して公開しています。競技経験に基づく実践的な知識と、博物館学芸員としての科学的根拠を重視した解説をもとに、正確で信頼できる情報の提供を目指しています。

競技者が本音で解説シリーズ


当サイト運営ショップ

マズレンコ製作所日本正規輸入代理店


当サイト協賛ショップ

高品質トレーニングギア武器屋・鬼・GLFIT


当サイト提携ジムONI GYM 24
ONIGYM24大阪店ONIGYM24東京店

人気製品・記事

人気のベルトがフルラインナップ! 

愛用ベルトが最新式になるバックル

試合や高重量トレーニングに最適化

北米に続き日本でもブレイク開始
マシン筋トレの疑問を解決する記事

自宅トレーニングに必要不可欠な器具

スポンサーリンク

当サイト運営ジムで実際に使用している用品

記事制作©FutamiTC/MazurenkoJapan


自重トレ
マズレンコ製作所公式ブログ|筋トレ専門サイトGLINT