
サツマイモは甘味が強く炭水化物量も多いため「太りやすい食品」と考えられがちですが、実際には満腹感を得やすく間食を減らしやすい食品であり、身体作り中のエネルギー源として取り入れやすい特徴があります。水分量が多いため調理後の重量当たりカロリーは主食類と同程度で、量の調整がしやすい点も日常の食事管理に向いています。
サツマイモが身体作り中に取り入れやすい理由

サツマイモは食物繊維が多く、ゆっくり噛んで食べることで物理的な満腹感を得やすい食品です。甘味が強い一方で、食後の満足度が高く、間食が増えやすい身体作り期に継続しやすい点が大きな利点です。
また、加熱しても栄養価が比較的失われにくく、ビタミンCやビタミンB群など、日常の食事で不足しやすい栄養素を補いやすい点も魅力です。味のクセが少なく調理方法がシンプルなため、無理なく継続しやすい炭水化物源として使いやすい食品と言えます。
さらに、皮ごと食べることで食物繊維量が増え、調理方法次第で余分な油を使わずに仕上げられるため、身体作り中の主食のバリエーションとして取り入れやすくなります。
サツマイモのカロリーと栄養

サツマイモの栄養価(可食部100gあたり)は以下のとおりです。水分が多く、自然な甘味を持ちながらも比較的調整しやすいカロリー量になっています。
タンパク質 1.2g
脂質 0.2g
炭水化物 31.5g
食物繊維 2.3g
ビタミンA 2μg
ビタミンE 1.6mg
ビタミンB1 0.11mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 0.8mg
ビタミンB6 0.28mg
葉酸 49μg
パントテン酸 0.96mg
ビオチン 4μg
ビタミンC 29mg
芋類に共通する特徴として、調理後の重量が多く満腹感を得やすいため、主食の量を調整したいときの補助として活用できます。
なお、数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を参照しています。また、食品の栄養素(PFC)および食事全体の栄養(PFC)バランスに関しては食事バランスガイド(農林水産省)の情報を参照しています。
サツマイモを使った身体作りの具体的な方法

サツマイモを身体作りに取り入れる方法としては、①主食量を控えたいときの置き換えとして使用する、②間食をサツマイモに変えて食べ過ぎを防ぐ、といった方法が継続しやすく合理的です。
調理は蒸す・茹でるが最も扱いやすく、油を使わないため身体作り向きです。皮の近くに食物繊維が多く含まれるため、できるだけ皮ごと食べると満腹感が高まりやすくなります。
一方で、揚げ物や砂糖を加えた調理法はエネルギー量が大きく変わるため、身体作り期には避けるのが無難です。
筋トレの食事メニュー例

下記の記事では、女性向けの身体作り筋トレに適した食事メニュー例を、実際のレシピとともに紹介しています。
女性筋トレのための食事メニュー例|高タンパク質低カロリーなレシピ

また、下記では身体作りに関する食品解説記事をまとめています。
【人気身体作り食材・食品40品目解説】効果の理由と具体的なやり方を解説

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